「東京ガスの電気にしたら、具体的にいくら安くなるの?」と疑問に思っている方は多いはずです。
東京ガスの電気は、東京電力の従量電灯Bと同じ料金構成でありながら、各段階の従量単価が安く設定されています。さらにガスとのセット割を組み合わせることで、毎月の光熱費を着実に下げられる仕組みです。
この記事では、東京ガスの電気料金プランの詳しい内容と、使用量別の節約シミュレーション、さらに他社との比較までまとめて解説します。自分の家庭ではどれくらい安くなるのか、具体的な金額をイメージしてみてください。

東京ガスの電気料金プランの仕組み
基本プランの概要
東京ガスの電気の「基本プラン」は、東京電力の従量電灯Bに相当するプランです。基本料金+3段階の従量料金で構成されており、一般家庭向けのもっともスタンダードなプランとなっています。
基本料金は契約アンペア数によって決まります。20Aから60Aまで選べて、東京電力とほぼ同額の基本料金が設定されています。30Aなら約858円、40Aなら約1,144円です。一人暮らしなら30A、二人暮らし以上なら40Aが目安になります。基本料金では大きな差がつかないため、勝負は従量料金の部分になります。
アンペア数の変更は契約後でも可能ですが、変更には1年間のしばりがあるため慎重に選びましょう。50A・60Aを契約している方は、本当にその容量が必要か一度同時使用する家電のワット数を確認してみるのも節約の第一歩です。
従量料金が安い
東京ガスの電気が東京電力より安くなる最大のポイントが、この従量料金の単価差です。特に第2段階(120kWh超~300kWh)と第3段階(300kWh超)の従量単価が東京電力より安く設定されています。
電気代の多くを占めるのは従量料金部分ですから、使用量が多い月ほど東京ガスの電気のメリットが大きくなります。夏のエアコンフル稼働や冬の暖房使用で使用量が跳ね上がる月に、最も大きな差額を実感できるでしょう。ファミリー世帯や在宅勤務が多い方には特に嬉しい料金設計といえます。
具体的な数字を挙げると、第3段階の単価差は1kWhあたり約0.5〜1.0円です。月に300kWhを超える分が200kWhあるとすると、それだけで月100〜200円の差が出ます。年間12ヶ月を考えれば、従量料金の差だけで数千円の節約になる計算です。この差額は燃料費調整額の変動とは別に確実に発生するので、毎月安定して節約効果を実感できます。
ガスセット割の仕組み
ガスと電気をまとめると、電気料金の基本料金+従量料金の合計から0.5%が毎月割引されます。さらにガス・電気セット割で毎月パッチョポイントが加算されるのも見逃せないポイントです。貯まったポイントはPontaポイントやdポイント、楽天ポイントなどに交換できます。
セット割の適用条件はシンプルで、同じ名義で東京ガスのガスと電気を両方契約するだけ。特別な手続きは不要で、自動的に割引が適用されます。すでに東京ガスのガスを使っている方なら、電気を追加するだけでセット割がすぐに適用されるので非常にお手軽です。
パッチョポイントは毎月の利用額に応じて自動付与されるため、貯め忘れの心配がありません。ポイントの有効期限は付与から約2年間なので、こまめに交換する必要はなく、ある程度まとまってから交換する使い方もできます。myTOKYOGASアプリから簡単にポイント残高を確認できるのも利便性が高いポイントです。
使用量別の節約シミュレーション
ここからは、実際の使用量別にどれくらい安くなるのかをシミュレーションしていきます。東京電力の従量電灯B(40A)との比較です。
月200kWh(一人暮らし)
東京電力と比べて月約200~300円安くなります。年間で計算すると約2,400~3,600円の節約です。一人暮らしでもしっかり差が出るのは嬉しいポイントです。月々わずかな差でも、3年・5年と使い続ければ累計で1万円以上の差になります。ガスもまとめていれば、セット割でさらに月数十円プラスの節約になります。一人暮らしの場合、他の新電力では使用量が少なくてメリットが出にくいケースが多いですが、東京ガスなら少量でもしっかり割引が効く設計になっています。
月350kWh(二人暮らし~小家族)
月約500~700円安くなります。年間で約6,000~8,400円の節約です。第2段階・第3段階の安い従量単価が効いてくるゾーンで、東京ガスの料金メリットが実感しやすくなります。この金額があれば、年に一度のちょっとした贅沢に充てることもできます。共働き夫婦で日中不在の場合は使用量がやや少なめになりますが、それでも年間5,000円以上の節約は見込めるでしょう。
月500kWh(大家族・在宅勤務)
月約800~1,200円安くなります。年間で約1万~1.4万円の節約も可能です。電気使用量が多い大家族や、自宅でエアコンを使う時間が長い方にとっては、非常に大きな節約効果が期待できます。夏場のエアコンフル稼働で月600kWhを超えるような月は、さらに差額が広がります。ガスセット割とパッチョポイントの還元を加えると、実質的には年間1.5万円以上の節約になるケースも珍しくありません。

他社との料金比較
東京ガスの電気と主要な新電力を比較してみましょう。月400kWh使用(40A)を想定した場合の目安です。
東京ガスの電気は「最安」ではないものの、大手の安心感とセット割の手軽さを考えると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。Looopでんきは基本料金0円で使用量が少ない月に強く、TERASELでんきはポイント還元が手厚いのが特徴です。
ただし、新電力は市場の変動や経営状況によってプラン改定や事業撤退のリスクがあります。2022年には実際に多くの新電力が撤退したことを踏まえると、安定性を重視する方には東京ガスの電気が最も安心できる選択肢でしょう。
東京ガスは売上高2兆円超の大手インフラ企業であり、電力事業への参入後も着実に契約数を伸ばしています。サポート体制もしっかりしており、問い合わせ窓口の対応やWeb明細の使いやすさも高評価を得ています。「安さだけで選んで失敗した」という経験がある方にこそ、安心感と安さのバランスが取れた東京ガスの電気はおすすめです。
申し込み方法と切り替えの流れ
東京ガスの電気への切り替え手続きは非常に簡単です。以下のステップで完了します。
- ステップ1:東京ガスの公式サイトまたはmyTOKYOGASから申し込み
- ステップ2:検針票の情報(お客さま番号・供給地点特定番号)を入力
- ステップ3:約2週間で切り替え完了(工事・立ち合い不要)
現在の電力会社への解約連絡は不要で、東京ガスが代行してくれます。スマートメーターが設置されていない場合は無料で交換工事が行われますが、基本的に立ち合いは必要ありません。申し込みから切り替え完了まで2週間〜1ヶ月程度かかりますが、その間に電気が止まることは一切ないので安心してください。
申し込みに必要なのは、現在の電力会社の「お客さま番号」と「供給地点特定番号」の2つだけです。これらは毎月届く検針票や、現在の電力会社のマイページから簡単に確認できます。手続きはすべてオンラインで完結するため、日中忙しい方でも深夜や休日に申し込むことが可能です。解約金も発生しないため、もし他に良いプランが見つかればいつでも乗り換えられるのも安心材料です。
料金の詳細は東京ガスの電気公式サイトで確認できます。他社との比較はエネチェンジでシミュレーションしてみてください。電力自由化の仕組みについては資源エネルギー庁の解説ページが参考になります。

まとめ
東京ガスの電気は、派手な割引こそないものの、安定した料金メリットと大手の安心感が光るサービスです。最後に要点を整理しておきましょう。
- 東京電力より確実に安くなる料金設計
- ガスセット割で0.5%追加割引+ポイント還元
- 使用量が多いほど節約額がアップ
- 年間2,400~1.4万円の節約が可能
- 最安ではないが安心感とバランスに優れる
ガスと電気をまとめるだけで毎月の光熱費が下がるので、東京ガスユーザーの方はぜひ一度シミュレーションを試してみてください。解約金もかからないので、もし他にもっとお得な会社が見つかったらいつでも変更できます。
※2026年4月時点の情報です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

