「とにかく一番安いガス会社はどこなの?」と、ストレートな答えを求めている方も多いでしょう。
結論から言うと、東京ガスエリアならニチガスかレモンガスが料金だけで見れば最安クラスです。ただし、電気とのセット割やポイント還元を含めると、また話が変わってきます。
この記事では、使用量別の料金比較データをもとに、本当に安いガス会社がどこなのかを徹底的に検証していきます。ガス単体の比較だけでなく、セット割や節約術まで網羅しているので、トータルでガス代を下げたい方はぜひ参考にしてください。
東京ガスエリアの料金比較
月20m3使用の場合(一人暮らし〜二人暮らし)
まずは利用者が最も多い東京ガスエリアで、各社の料金を比較してみましょう。東京ガスの一般料金を100%とした場合の各社の料金率は以下のとおりです。
- 東京ガス:100%(基準)
- ENEOSガス:約97%(約3%安い)
- ニチガス:約95%(約5%安い)
- レモンガス:約95%(約5%安い)
- CDエナジー:約97%(約3%安い)
月20m3で計算すると、東京ガスの月額約4,500円に対して、ニチガスやレモンガスなら約4,275円前後。月額の差は225円程度ですが、年間にすると約2,700円の節約になります。わずかな差に見えても、何もしなくても毎月自動的に安くなるのは大きなメリットです。一度切り替えてしまえば、あとは何もしなくても5年で約13,500円の節約が積み上がります。
なお、ENEOSガスは独自の割引よりもTポイントやdポイントとの連携が充実しているため、普段使いのポイントで選ぶのもアリです。CDエナジーはカテエネポイントの還元率が比較的高く、電気とのセットで真価を発揮します。各社の料金差は小さいように見えますが、ガスの使用量が多い冬場に差が開きやすいので、12月〜2月の料金で比較するとよりリアルな差額がわかります。
月40m3使用の場合(ファミリー)
使用量が増えると料金差はさらに広がります。月40m3の場合、東京ガスの月額が約8,000円に対して、ニチガスやレモンガスでは約7,600円前後。月400円の差は年間で約4,800〜6,000円の節約につながります。
特に冬場はお風呂や暖房でガス使用量が増えるため、その時期の節約効果が大きくなります。12月〜2月の3ヶ月間だけで年間の節約額の半分近くを占めることも珍しくありません。ファミリー世帯でガス代が月1万円を超えるような家庭なら、切り替えによる節約効果はかなり実感できるでしょう。
4人以上の世帯で月50m3を超える場合には、月の節約額が600〜800円に達することもあります。ガス床暖房を使っている家庭は使用量がさらに増えるため、従量単価の安さが効いてきます。年間にすると7,000〜10,000円の差になるケースもあるので、「ガス代が高い」と感じている家庭はまず使用量を確認して比較してみてください。

セット割を含めた実質比較
電気とガスをまとめた場合
ガス単体の料金差は月数百円程度ですが、電気も一緒にまとめてセット割を適用すると、節約額が一気に跳ね上がります。電気+ガスのセット割なら、年間で1〜2万円の節約になることも珍しくありません。
たとえば東京ガスの電気セットなら、電気料金の0.5%割引に加えてガスとの一体管理ができます。CDエナジーなら電気+ガスのセットでカテエネポイントが二重に貯まり、実質的な節約額はかなり大きくなります。ガス料金だけで判断するのではなく、電気も含めたトータルコストで比較することをおすすめします。請求書を一本化できる管理の楽さも、セット割ならではの隠れた魅力です。
セット割を適用するには、同じ名義で電気とガスの両方を契約するだけで、特別な条件はありません。WEB明細やマイページも1つで管理できるため、毎月の光熱費チェックの手間も半減します。引っ越しの予定がある方も、大手のセットプランなら供給エリア内であれば移転先でもそのまま継続できるケースが多いです。
ポイント還元を含めた実質比較
各社が提供するポイント還元も、実質的な割引として見逃せません。東京ガスのパッチョポイントは月のガス代に応じて貯まり、dポイントやPontaポイントに交換可能です。CDエナジーのカテエネポイントや楽天ガスの楽天ポイントなど、自分が普段使っているポイントに合わせて選ぶと無駄なく活用できます。
ポイント還元率は1〜2%程度が一般的ですが、年間のガス代が6万円なら600〜1,200ポイントの還元になります。セット割と合わせれば、さらに大きな節約効果が期待できるでしょう。なお、ポイントには有効期限が設定されていることが多いので、忘れずに使い切ることが大切です。
楽天ガスのように楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)にも影響するサービスであれば、ガス代の還元だけでなく日頃のネットショッピングでもポイント倍率が上がります。自分の生活圏で最も利用頻度の高いポイントサービスに合わせて選ぶと、ポイントが分散せずに効率よく貯められるのでおすすめです。
ガス代をさらに安くする節約術
お風呂の使い方を見直す
ガス代の約7割はお風呂関連が占めています。つまり、お風呂の使い方を少し変えるだけでガス代が大幅に下がる可能性があるのです。
シャワーの時間を1分短くするだけで年間約2,000円の節約になるというデータもあります。また、追い焚きの回数を減らすのも効果的です。家族がなるべく間を開けずに入浴すれば、追い焚きの必要がなくなり、年間で3,000〜5,000円の節約が見込めます。
お風呂の保温シートやふたをこまめに閉める習慣をつけるのも効果的で、お湯の温度低下を防いで追い焚きの回数を減らせます。二人暮らしでも入浴時間が2時間以上ずれると1回の追い焚きで約80円のガス代がかかるとされているため、入浴時間を近づける工夫は地味ながら大きな節約効果を生みます。
給湯器の設定温度を下げる
冬場以外は給湯器の設定温度を38〜40℃に下げましょう。多くの家庭では42℃に設定していますが、春〜秋は40℃で十分快適に過ごせます。たった2℃の違いでもガスの消費量は意外と変わり、年間で約1,500〜2,000円の節約になるとされています。すぐに実践できる節約術として覚えておいてください。
食器の洗い物で使うお湯の温度も見直しポイントです。冬場でも37〜38℃で十分油汚れは落ちるので、42℃のままにしている方は設定を見直してみましょう。キッチンとお風呂の給湯温度を個別に設定できるタイプの給湯器であれば、用途ごとに最適な温度を設定することでさらにガス代を抑えられます。
調理時の工夫
日々の調理でもちょっとした工夫でガス代を抑えられます。具体的には以下のポイントを意識してみましょう。
- 鍋の底の水滴を拭いてから火にかける(水分の蒸発にガスが使われるのを防ぐ)
- 蓋を使って調理する(熱効率が格段にアップ)
- 強火ではなく中火で調理する(鍋底からはみ出る炎は無駄になる)
- 電子レンジの活用(下茹でなどはレンジの方が効率的)

大阪ガスエリアの場合
選択肢はまだ少ないが確実に節約可能
大阪ガスエリアは東京に比べてガスの新規参入が少ないのが現状です。主な選択肢としては、関西電力のガスプランが代表的で、電気とまとめることでセット割が効きます。
大阪ガス自身も電気セットプランを提供しており、「まとめトク料金」で電気とガスの両方が安くなります。関西エリアでも年間5,000〜1万円程度の節約は十分可能なので、「関西だから選択肢がない」と諦める必要はありません。
関西電力のガスプランはWEB申し込みで手続きが完結するため、関西エリアの方でも手軽に切り替えが可能です。都市ガスの自由化が進んだことで、今後もエリアごとに新しい参入事業者が増える見込みがあります。定期的に料金を比較し直すことで、よりお得なプランに乗り換えるチャンスを逃さないようにしましょう。
その他のエリアも確認を
東邦ガスエリア(中部地方)や西部ガスエリア(九州地方)でも、それぞれのエリアで新規参入のガス会社が増えてきています。自分のエリアでどんな選択肢があるかは、比較サイトで郵便番号を入力すればすぐに確認できます。都市ガスの自由化は全国的に広がっているので、地方だからといって諦める必要はありません。
ガス料金の比較はエネチェンジのガス比較が便利です。ガス代の節約方法全般については資源エネルギー庁の省エネポータルも参考になります。
まとめ:ガス会社の切り替えで年間数千円〜1万円以上の節約
- 東京ガスエリアならニチガス・レモンガスが料金最安クラス
- ガス単体より電気セットのトータルで比較すべき
- セット割+ポイント還元で年間1〜2万円の節約も可能
- お風呂の使い方見直しでさらに数千円の節約
- 切り替え手続きは無料で簡単、工事も不要

ガス会社の切り替えは申し込みから2週間〜1ヶ月で完了し、手数料も一切かかりません。まずは比較サイトで自分の使用量に合った最安のガス会社をチェックしてみてはいかがでしょうか。
※2026年4月時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

