「また電気代値上がりかよ…いい加減にしてくれ」そんな風に思っている方は多いのではないでしょうか。電気料金の値上げは2023年以降、何度も繰り返されています。
ただ嘆いていても電気代は下がりません。実は、適切な対策を取れば値上げの影響を大幅に軽減することができます。電力会社の切り替えだけで年間2万円近く節約できるケースもあるのです。
この記事では、電気代の値上げに対して今すぐ実践できる5つの対策を紹介します。全部実践すれば年間3〜5万円の節約も夢ではありません。家計を守るために、できるところから動いていきましょう。

対策1:電力会社を見直す
一番即効性がある対策が電力会社の見直しです。大手電力会社のまま契約を続けている方は、新電力に切り替えるだけで月数百円〜千円安くなるケースがあります。年間に換算すると5,000〜2万円の節約になることも珍しくありません。
手続きはWebで5分程度で完了し、工事も不要、停電の心配もありません。切り替え費用もかからない会社がほとんどなので、リスクなしで試すことができます。特に月の電気代が1万円を超えている方は、切り替えによる節約額が大きくなりやすいので、優先的に検討してみてください。
電力会社を選ぶ際は、基本料金と従量料金だけでなく「燃料費調整額」にも注目しましょう。燃料費調整額に上限を設けている会社を選べば、燃料価格が高騰した時でも電気代が一定以上に跳ね上がることを防げます。
対策2:契約プラン・アンペアを見直す
今の契約プランが自分の生活スタイルに合っているか、一度確認してみましょう。意外と見落としがちなポイントです。
アンペア数を下げられるなら、基本料金が安くなります。例えば、50Aから40Aに下げるだけで月約300円、年間約3,600円の節約になります。一人暮らしなら20〜30A、二人暮らしなら30〜40Aが目安です。普段の生活でブレーカーが落ちない範囲で下げてみましょう。
また、夜型の生活をしている方は夜間割引プランに変更するのも手です。夜間電力が安くなるプランなら、洗濯や食洗機を夜に回すだけでお得になります。逆に在宅勤務で日中の電力消費が多い方は、日中の単価が安いプランを選ぶと良いでしょう。自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが節約の第一歩です。
対策3:省エネ家電に買い替える
10年以上使っているエアコンや冷蔵庫がある場合は、最新の省エネモデルへの買い替えを検討してみてください。消費電力が大幅に下がります。
特にエアコンは技術の進歩が著しく、10年前のモデルと比較すると消費電力が2〜4割もダウンしているケースがあります。年間の電気代に換算すると1〜2万円の差になることも珍しくありません。冷蔵庫も同様に、最新モデルは省エネ性能が飛躍的に向上しています。
初期投資はかかりますが、2〜3年で元が取れる計算になることが多いです。さらに、自治体によっては省エネ家電への買い替えに補助金を出しているケースもあります。お住まいの地域の補助金情報もチェックしてみてください。買い替え時は「統一省エネラベル」の星の数を確認し、なるべく星が多い製品を選びましょう。
対策4:電気の使い方を見直す
日常の電気の使い方を少し工夫するだけでも、毎月の電気代に差が出ます。一つひとつは小さな節約ですが、積み重ねると大きな効果があります。
エアコンは設定温度を1℃調整するだけで約10%の節電効果があります。夏は28℃、冬は20℃が環境省の推奨設定です。フィルターの月1回掃除で年間約850円の節約、自動運転モードの活用でさらなる効率アップが見込めます。サーキュレーターを併用すれば、設定温度を変えずに体感温度を調整できるのもポイントです。
照明のLED化も効果的です。蛍光灯からLEDに交換するだけで消費電力が約半分になります。さらに、待機電力のカット、冷蔵庫の温度設定見直し、まとめ洗いの習慣化など、すぐにできる工夫はたくさんあります。全部実践すれば月1,000〜2,000円の節約になり、年間で1〜2万円以上の効果が期待できます。

対策5:電気+ガスのセット割を活用する
電気とガスを同じ会社でまとめて契約すると、セット割引が適用される会社が多数あります。セット割だけで月200〜600円、年間で2,400〜7,200円の節約が可能です。
東京ガス、大阪ガス、CDエナジーなど、大手ガス会社が提供する電力プランはセット割が充実しています。電気とガスをバラバラに契約している方は、まとめることで手間も省けて料金も安くなるので一石二鳥です。
セット割に加えて、ポイント還元が受けられる会社もあります。楽天でんき×楽天ガスの組み合わせなら楽天ポイントが貯まりますし、auでんき×auガスならPontaポイントが貯まります。普段使っているポイント経済圏に合わせて選ぶと、実質的な割引率がさらにアップします。
値上げの仕組みを理解しよう
対策を打つためにも、なぜ電気代が値上がりするのかを理解しておくことが大切です。仕組みを知っていれば、今後の値上げにも冷静に対応できます。
燃料費調整額が大きな要因
電気料金は「基本料金+従量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金」で構成されています。値上げの主な原因は燃料費調整額の上昇です。これは国際的な天然ガス・石炭・原油の価格に連動しており、世界情勢の影響を受けやすい部分です。例えば、ロシア・ウクライナ問題によるLNG価格の高騰は、日本の電気料金にも大きな影響を与えました。
政府の補助金にも注目
政府が電気代の補助金(激変緩和措置)を出している時期もあります。補助金の有無によって月の電気代が数百円〜数千円変わることもあるので、最新の補助金情報は定期的にチェックしておきましょう。補助金が終了するタイミングで電気代が急に上がったように感じるケースもあります。
電気料金の仕組みは資源エネルギー庁の電気料金ページで確認できます。省エネの具体的な方法は省エネポータルが参考になります。

まとめ:値上げに対抗する5つの対策
- 電力会社の切り替えが最も即効性があり効果大
- 契約プラン・アンペアの見直しで基本料金を削減
- 省エネ家電への買い替えで消費電力を2〜4割カット
- 日常の電気の使い方を改善して月1,000〜2,000円節約
- 電気+ガスのセット割で年間2,400〜7,200円お得
- 全部実践すれば年間3〜5万円の節約も十分可能
電気代の値上げは自分ではコントロールできませんが、対策は自分の手で打つことができます。まずは一番効果が大きい電力会社の見直しから始めて、一つずつ実践していきましょう。小さな行動の積み重ねが、年間数万円の大きな節約につながります。
※2026年4月時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

