二人暮らしを始めると、一人暮らしの頃とは電気の使い方がガラリと変わりますよね。
月の電気代が6,000〜12,000円と幅広いのが二人暮らしの特徴です。共働きで日中不在のカップルと、在宅ワークで一日中家にいるカップルでは、最適な電力会社やプランが全く異なります。
この記事では、二人暮らしの電気代の目安から、ライフスタイル別のおすすめプラン、共働き夫婦ならではの節約ポイントまで詳しく解説していきます。「なんとなく大手電力のまま」にしている方は、ぜひ見直しのきっかけにしてください。

二人暮らしの電気代の目安
二人暮らしの月間電気使用量は300〜400kWhが平均です。月額にすると6,000〜12,000円で、年間では8〜15万円の電気代がかかっています。夏のエアコン使用がピークの月は、月400kWhを超えて電気代が12,000円以上になることもあります。
一人暮らしの平均(150〜250kWh)と比べると1.5〜2倍になりますが、二人で割れば一人あたりは安くなるのが二人暮らしのメリットです。ただし、使用量が増える分だけ電力会社の料金差が大きく反映されるため、プラン選びの重要度も高まります。同棲を始めたタイミングや結婚を機に、電力会社を見直すのがベストなタイミングです。
二人暮らしの電気代は、部屋の広さや間取りによっても大きく変わります。1LDKでリビングを共有する場合はエアコン1台で済みますが、2LDKで各自の部屋がある場合はそれぞれの部屋でエアコンを使うことになり、使用量が跳ね上がります。引っ越し先の間取りに合わせてプランを選び直すのも忘れずに行いましょう。
二人暮らしにおすすめのプラン
従量料金が安いプラン
二人暮らしで月300〜400kWh使う場合、第2段階(120〜300kWh)の単価が安いプランが有利です。基本料金の差よりも従量料金の差の方が月々の電気代に大きく影響するため、従量料金を重視して比較しましょう。
具体的には、大手電力の第2段階が約36円/kWhに対して、新電力ではそれより安く設定されているケースがあります。1〜2円の差でも、月200kWh分で200〜400円、年間では2,400〜4,800円の差になります。特に夏場のエアコン使用で月400kWhを超える月は、第3段階の安さも加わって月の差額が1,000円以上になることもあります。
ガスとセットプラン
電気とガスをまとめると月数百円のセット割引が適用されます。管理が一本化されて便利なだけでなく、毎月の光熱費を削減できるのがメリットです。二人暮らしでお風呂や料理にガスを使っている家庭なら、まず検討してほしい選択肢です。特に二人で自炊をする頻度が高い家庭はガス代も膨らみやすいため、電気とガスを一緒に見直すことでトータルの節約効果が大きくなります。
ポイント還元型プラン
楽天でんき、auでんき、ソフトバンクでんきなど、日頃使っているサービスのポイントが貯まるプランも二人暮らしに人気です。二人とも同じ経済圏を使っている場合は、ポイントの集約効果が大きくなります。楽天経済圏なら楽天でんき、au経済圏ならauでんきというように、ライフスタイルに合わせて選ぶのがコツです。二人で同じ経済圏に統一しておけば、ポイントが一箇所に集約されて効率的に貯まり、まとまった金額を大きな買い物に使うこともできます。
共働き夫婦の節約ポイント
日中不在の場合
共働きで日中不在なら、電気の使用が朝と夜に集中します。夜間料金が安いプランを選べばお得になる場合がありますが、対応しているプランは限られるため事前の確認が必要です。また、日中の電気使用量が少ない分、基本料金の比重が大きくなるので、基本料金が安い or 0円のプランも検討の価値があります。
在宅ワークの場合
どちらか一方、または二人とも在宅勤務の場合は、日中の電気使用量が大幅に増えます。全時間帯で均一に安いプランの方が適しているケースが多いです。特に夏場と冬場はエアコンの稼働時間が長くなるため、従量料金の安さが重要になります。在宅勤務の場合、月の電気代が一人暮らし時代と比べて2倍近くに膨れることも珍しくないため、従量料金の安いプランへの切り替えで年間1万円以上の節約が実現できるケースもあります。
生活リズムを合わせる工夫
二人暮らしならではの節約テクニックとして、生活リズムを合わせるという方法があります。同じ部屋で過ごしてエアコンを1台で済ませる、洗濯はまとめて回す、お風呂は続けて入って追い炊きを減らすなど、二人で協力するだけで月500〜1,000円の節約が可能です。食器洗い乾燥機を使っている場合は、まとめ洗いの回数を減らすだけでも月300〜500円の節約になります。

契約アンペアの目安
二人暮らしなら30〜40Aが目安です。エアコン+電子レンジ+ドライヤーを同時に使うシーンがある場合は40Aが安心です。逆に、同時使用する家電が少ない場合は30Aでも十分で、基本料金を月286円ほど節約できます。
ブレーカーが落ちるかどうか心配な方は、まず同時に使う家電のワット数を合計してみてください。30A=3,000W、40A=4,000Wが上限の目安です。エアコン(600W)+電子レンジ(1,200W)+照明(200W)で合計2,000Wなら、30Aで余裕を持って使えます。ただし、IHクッキングヒーターを使用している場合は消費電力が大きい(1口あたり約1,400W)ため、40A以上が必要になるケースがほとんどです。契約アンペアを下げすぎるとブレーカーが頻繁に落ちるストレスが生じるので、余裕を持った設定にしておくのがおすすめです。
年間の節約シミュレーション
月400kWhの二人暮らしが大手電力から新電力に切り替えた場合、年間6,000〜15,000円の節約が見込めます。ガスセット割やポイント還元を含めると、年間1〜2万円の節約も十分に可能です。
具体的なシミュレーションは、各電力会社の公式サイトや比較サイトで行えます。直近12ヶ月分の検針票を用意しておくと、より正確な試算ができます。5分もあれば結果が出るので、思い立った今がチャンスです。検針票が見当たらない場合は、現在の電力会社のマイページからダウンロードできることがほとんどなので、ログインして確認してみてください。
資源エネルギー庁では電力自由化に関する最新情報が確認できます。総務省の家計調査で平均的な光熱費もチェックしておくと、自分たちの電気代が高いのか安いのかの判断材料になります。
まとめ
二人暮らしは使用量が増える分、切り替えの節約効果が一人暮らしより大きいのが特徴です。従量料金の安さとセット割で選んで、年間1万円以上の節約を目指しましょう。共働きか在宅かで最適なプランが変わるので、まずは自分たちの生活パターンに合ったプランをシミュレーションで確認してみてください。二人で話し合いながら光熱費を見直すのも、家計を一緒に考える良いきっかけになるはずです。

※2026年4月時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

