新電力の解約金は0円の会社が大半
新電力への切り替えを検討するとき、「解約金がかかるのでは」と不安に感じる方は多いです。しかし結論から言うと、主要な新電力会社の大半は解約金0円です。
いつ解約しても費用がかからないため、試しに切り替えてみて合わなければ元の電力会社に戻す、あるいは別の新電力に再度切り替えることも気軽にできます。
ただし一部のプランや契約条件では解約金が発生する場合もあるため、契約前に確認しておくことが大切です。この記事では主要各社の解約金を比較して解説します。

解約金0円の主要新電力会社一覧
以下の新電力会社は、どのプランでもいつ解約しても費用がかかりません。初めて新電力に切り替える方は、これらの会社から選ぶと安心です。
- 東京ガスの電気:全プラン解約金なし
- 楽天でんき:全プラン解約金なし
- Looopでんき:全プラン解約金なし
- オクトパスエナジー:全プラン解約金なし
- ドコモでんき:全プラン解約金なし
解約金がかからない会社を選んでおけば、「お試し感覚」で気軽に新電力を体験できます。実際に使ってみて期待ほど安くならなかった場合も、解約金を支払うことなく別の会社に切り替えられるのが大きなメリットです。
ただし、費用がかからないだけで手間はかかります。乗り換えのたびに申し込み手続きが必要ですし、切り替えが完了するまでには2週間〜1か月程度かかるのが一般的です。また、同じ会社でもプランによっては解約金が設定されている場合があるので、「この会社は解約金なし」ではなく契約するプラン単位で確認してください。
一部プランで解約金が発生する新電力会社
以下の会社は、特定のプランや契約条件で解約金が発生する場合があります。
ENEOSでんき
ENEOSでんきの通常プランには解約金はありませんが、「にねん とく²割」という2年契約の割引プランを選んだ場合、契約期間内の途中解約で1,100円(税込)の解約手数料が発生します。
にねん とく²割は月々の料金が割引される代わりに2年縛りがつく仕組みです。2年以上使う前提であれば割引の方がお得ですが、引っ越しや他社への切り替えの可能性がある方は通常プランを選んだ方が安全です。
ENEOSでんきの詳しい契約条件はENEOSでんきの解約方法の記事で解説しています。
東京電力エナジーパートナー
東京電力EPの新料金プランでは、原則として税込540円の解約事務手数料がかかります。さらにプレミアムプランでは、1年契約で途中解約時に3,000円、2年契約の場合は5,000円の違約金が設定されています。
auでんき
auでんきは基本的に解約金がかかりませんが、キャンペーン適用で契約した場合に12カ月以内の解約でキャンペーン違約金2,200円が発生するケースがあります。引っ越しの場合は免除される場合もあるので、契約時の条件を確認しておきましょう。

解約金の確認方法
自分が現在契約している電力会社の解約金を確認するには、以下の方法が確実です。
- 契約時の書類を確認する:契約約款や重要事項説明書に記載されている
- マイページにログインする:契約プランの詳細から解約条件を確認できる
- カスタマーサポートに問い合わせる:電話やメールで直接確認する
- 公式サイトのFAQを確認する:よくある質問に解約金の情報が記載されていることが多い
重要なのは「会社名」ではなく「プラン名」で確認することです。同じ会社でもプランによって解約金の有無が異なるケースがあるため、自分が契約しているプランの条件を正確に把握しましょう。
解約金がある会社を選ぶべきでない3つの理由
解約金が設定されているプランには、それなりの割引メリットがある場合もあります。しかし、以下の理由から解約金0円の会社を選ぶ方が総合的にはお得です。
- 電力市場は変化が早い:新しいプランやキャンペーンが次々に登場するため、柔軟に乗り換えられる方がお得になりやすい
- 引っ越しで対応エリア外になる可能性:転居先がサービスエリア外の場合、解約金を払って切り替える羽目になる
- 割引額は解約金を上回らないことが多い:2年間の割引総額が数千円程度で、解約金と大差ない場合も
特に引っ越しの可能性がある方や、電力会社を比較しながら最適解を探したい方は、解約金0円の会社を選んでおくのが賢い選択です。
解約の手続き方法
新電力を解約する場合、手続き方法は次の電力会社をどうするかによって変わります。
別の電力会社に切り替える場合
新しい電力会社に申し込むだけで、旧電力会社への解約手続きは自動で行われます。自分で解約の連絡をする必要はありません。
引っ越しで解約する場合
引っ越しの場合は、現在の電力会社に連絡して供給停止日を伝える必要があります。引っ越し先で新しい電力会社と契約する手続きは別途行います。
電力会社の切り替え手順の全体像は電力会社の切り替え方法の記事でステップごとに解説しています。

解約金を払ってでも切り替えるべきケース
解約金が発生するプランを契約中でも、切り替えた方がお得になるケースがあります。
たとえば、解約金が1,100円のENEOSでんきにねん とく²割を利用中で、新しい電力会社に切り替えると月500円安くなる場合、3カ月で解約金の元が取れる計算です。
解約金の金額と、切り替え後の節約見込み額を比較して、数カ月以内に元が取れるようであれば思い切って切り替えてしまった方が長期的にはお得です。
新電力の解約金に関するよくある質問
Q. 解約金と違約金の違いは?
電力会社の場合、「解約金」と「違約金」は同じ意味で使われることがほとんどです。契約期間の途中で解約した場合に支払う費用のことを指しています。「解約手数料」「解約事務手数料」と呼ぶ会社もありますが、いずれも実質的には同じものです。
Q. 解約金0円の会社は何度でも切り替えできる?
はい、解約金が無料の会社であれば何度でも切り替え可能です。ただし、切り替えのたびに2週間~1か月程度の移行期間が必要です。頻繁な切り替えは手間がかかるため、長期的にお得な会社を1社選ぶのがおすすめです。
Q. キャンペーンで契約した場合の解約金は?
キャンペーン適用で契約した場合、最低利用期間が設定されていることがあります。期間内に解約するとキャンペーン分の返還を求められるケースがあるため、キャンペーンの適用条件は申し込み前に必ず確認しましょう。
Q. 引っ越しの場合も解約金はかかる?
多くの電力会社では、引っ越しによる解約の場合は違約金を免除する規定を設けています。ただし会社によって異なるため、契約書や約款で確認しておくことをおすすめします。
解約金を避けるための電力会社の選び方
解約金のリスクを避けるためのポイントをまとめます。
- 初めての切り替えは解約金0円の会社を選ぶ(東京ガス・楽天でんき・Looopでんきなど)
- キャンペーン適用時は最低利用期間と違約金の有無を確認する
- 「にねん割」「2年契約プラン」など長期契約プランは更新月を把握しておく
- 引っ越しが多い方は縛りなしのプランを選ぶ
- 解約金の金額と年間の節約額を比較し、短期間で元が取れるか計算する

解約金についての追加Q&A
Q. 解約金と違約金は違うもの?
電力会社では「解約金」と「違約金」は同じ意味で使われることがほとんどです。契約期間中に解約した際に支払う費用を指します。「解約手数料」と呼ぶ会社もありますが実質同じです。
Q. キャンペーンで契約した場合の解約金は?
キャンペーン適用で契約した場合、最低利用期間が設定されていることがあります。期間内の解約ではキャンペーン分の返還を求められるケースがあるため、適用条件を必ず確認しましょう。
Q. 引っ越しの場合も解約金はかかる?
多くの電力会社では引っ越しによる解約の場合は違約金を免除しています。ただし会社によって異なるため、契約書や約款で確認しておくのが確実です。
Q. 解約金がかかっても切り替えた方がお得なケースは?
解約金の金額と切り替え後の月々の節約額を比較してみましょう。たとえば解約金1,100円で月500円安くなるなら、3か月で元が取れます。年間で見れば解約金を払ってでも切り替えた方がお得になるケースは多いです。

電気代を節約するための基本テクニック
電力会社の見直しに加えて、日常の電気の使い方を工夫することでさらに節約効果が高まります。
契約アンペアを見直す
契約アンペアを1段階下げるだけで、月約295円の基本料金を節約できます。一人暮らしなら20〜30A、二人暮らしなら30〜40A、ファミリーなら40〜50Aが目安です。ブレーカーが頻繁に落ちない範囲で見直してみましょう。
エアコンの使い方を工夫する
エアコンは家庭の電気消費量の中で大きな割合を占めます。環境省の推奨する室温目安は冷房時28度、暖房時20度です。フィルターを月1回清掃するだけで冷暖房効率が5〜10%向上します。また、30分以内の外出ならつけっぱなしの方が省エネになるケースもあります。
待機電力を減らす
使っていない家電のコンセントを抜くだけで年間約1,000円の節約効果があります。資源エネルギー庁のデータによると、家庭の消費電力のうち約5%が待機電力です。スイッチ付き電源タップを使えば、まとめてオフにできて手軽です。
LED照明に交換する
白熱電球からLEDに替えるだけで、照明の電気代を約80%カットできます。LED電球の寿命は約40,000時間と白熱電球の約40倍で、交換頻度も大幅に減ります。初期費用はかかりますが、電気代の節約分ですぐに元が取れます。

まとめ:解約金を気にせず最適な電力会社を選ぼう
新電力の解約金について改めてまとめると、以下の通りです。
- 主要新電力の大半は解約金0円
- 解約金がかかるのはENEOSでんきの2年割引プランなど一部のみ
- かかっても最大5,000円程度と軽め
- 「会社名」ではなく「プラン名」で確認することが鉄則
- 初めての切り替えは解約金0円の会社がおすすめ
解約金を恐れて切り替えを躊躇するのはもったいないです。解約金0円の会社も多いですし、解約金がある場合でも金額は大きくありません。まずは各社の料金シミュレーションで節約額を確認し、最適な電力会社を見つけましょう。
電力会社の選び方については電力会社の選び方ガイドもあわせて参考にしてみてください。

