電力会社を切り替えたいけれど、「手続きが面倒そう」「何を準備すればいいかわからない」と尻込みしている方も多いのではないでしょうか。実は、電力会社の切り替えは想像以上に簡単で、多くの場合5〜10分程度のオンライン手続きで完了します。
しかも、現在契約中の電力会社への解約手続きは、新しい電力会社が代行してくれるため、自分で連絡する必要がありません。工事の立ち会いも基本的に不要です。
この記事では、電力会社の切り替え方法を手順ごとにわかりやすく解説し、準備するものや注意点もまとめています。スムーズに切り替えるための参考にしてください。

切り替えに必要な3つのもの
電力会社の切り替え手続きに必要なものは、基本的に以下の3つだけです。
1. 供給地点特定番号
供給地点特定番号は、電気の供給先を特定するための22桁の番号です。検針票や現在の電力会社のマイページで確認できます。この番号は引っ越さない限り変わりません。
2. お客様番号(契約番号)
現在契約中の電力会社との契約を識別する番号です。こちらも検針票やマイページに記載されています。
3. 支払い情報
クレジットカードや口座振替の情報が必要です。電力会社によって対応している支払い方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。
検針票が手元にない場合は、現在の電力会社のマイページやカスタマーセンターで供給地点特定番号とお客様番号を確認できます。
電力会社切り替えの5ステップ
実際の切り替え手続きは、以下の5つのステップで進みます。
ステップ1:現在の電気使用状況を確認する
まずは直近の電気使用量(kWh)と電気代を確認しましょう。検針票やマイページで月ごとの使用量がわかります。できれば過去1年分のデータを確認しておくと、年間の節約額をより正確に把握できます。
ステップ2:切り替え先の電力会社を選ぶ
使用量や生活スタイルに合った電力会社を比較して選びましょう。エネチェンジなどの比較サイトを使えば、複数の電力会社の料金を一括で比較できます。
ステップ3:新しい電力会社に申し込む
選んだ電力会社の公式サイトから申し込みます。申し込みフォームに、供給地点特定番号・お客様番号・支払い情報などを入力するだけです。所要時間は5〜10分程度です。
ステップ4:スマートメーターの設置(未設置の場合)
スマートメーターが未設置の場合は、地域の送配電事業者が無料で設置してくれます。設置工事は原則として立ち会い不要で、費用もかかりません。すでにスマートメーターが設置されている場合は、このステップはスキップされます。
ステップ5:切り替え完了
申し込みから2週間〜1ヶ月程度で切り替えが完了します。次の検針日から新しい電力会社の料金が適用されるのが一般的です。切り替え日は申し込み後にメールなどで通知されます。

切り替え時によくある疑問と注意点
現在の電力会社に連絡する必要はある?
基本的にはありません。新しい電力会社が旧契約の解約手続きを代行してくれます。ただし、引っ越しと同時に切り替える場合は、旧住所の電気の廃止手続きを自分で行う必要があります。
切り替え中に電気が止まることはある?
ありません。切り替えは検針タイミングに合わせて行われるため、電気の供給が途切れる瞬間はなく、これまで通り電気を使い続けられます。
集合住宅でも切り替えできる?
マンションやアパートでも、個別に電力会社と契約しているのであれば切り替え可能です。ただし、高圧一括受電を導入している建物では、個人での切り替えができません。管理会社に確認してみましょう。
解約金はかかる?
電力会社やプランによって異なります。大手電力会社の従量電灯プランには解約金が設定されていないのが一般的ですが、新電力の中には最低契約期間を設けているところもあります。契約前に必ず確認しましょう。
オール電化プランで契約している場合は、切り替えに慎重な判断が必要です。オール電化向けプランを提供していない新電力も多く、通常プランに切り替えるとかえって電気代が上がることがあります。
切り替えのベストタイミングはいつ?
電力会社の切り替えに「この時期でないとダメ」という決まりはありませんが、以下のタイミングが検討しやすいです。
引っ越し時
引っ越しは電力会社を見直す絶好のタイミングです。新居での契約時に、大手電力会社だけでなく新電力も含めて比較してみましょう。
契約更新時
現在の契約に最低契約期間が設定されている場合は、その期間が満了するタイミングで切り替えれば解約金を避けられます。
電気代が気になり始めたとき
電気代の値上がりが気になったタイミングで見直すのも有効です。価格.comの電気料金比較などを使って、今の電気代が適正かどうかチェックしてみましょう。

切り替え後に確認しておきたいこと
電力会社の切り替えが完了したら、以下のポイントを確認しておくと安心です。
新しい電力会社のマイページに登録する
多くの電力会社はWebのマイページを用意しています。月々の使用量や料金を確認できるだけでなく、プラン変更や各種手続きもオンラインで行えます。切り替え完了後、早めに登録しておきましょう。
最初の請求額を確認する
切り替え初月の請求額は、旧電力会社と新電力会社の両方から届く場合があります(日割り計算のため)。二重請求ではないので、内容を確認すれば問題ありません。
使用量の変化をチェックする
切り替え後2〜3ヶ月は、以前の電気代と比較して節約効果が出ているか確認しましょう。想定と違う場合は、プランの見直しや再切り替えを検討する材料になります。
Q&A よくある質問
Q. 申し込みからどれくらいで切り替わる?
通常、申し込みから2週間〜1ヶ月程度で切り替わります。スマートメーターの設置が必要な場合は、もう少し時間がかかることがあります。
Q. 切り替えの手数料はかかる?
ほとんどの電力会社では、切り替えに伴う手数料は無料です。スマートメーターの設置費用も一般的にかかりません。
Q. 何度でも切り替えていい?
切り替え回数に制限はありません。ただし、頻繁に切り替えるとキャンペーン特典の条件を満たせなくなる場合があるため、ある程度の期間は使ってみてから判断するのがおすすめです。
Q. 切り替えに工事は必要?
スマートメーターが設置済みであれば工事は不要です。未設置の場合も、取り付けは無料で立ち会い不要のケースがほとんどです。
まとめ
電力会社の切り替えは、検針票の情報と支払い情報さえあれば、オンラインで5〜10分程度で手続きが完了します。現在の電力会社への解約連絡も不要で、工事の立ち会いも基本的に必要ありません。
「面倒そう」というイメージで後回しにしている方も多いと思いますが、実際の手続きは非常にシンプルです。まずは検針票を手元に用意して、料金シミュレーションから始めてみてはいかがでしょうか。


