ペットを飼っていると、留守中もエアコンをつけっぱなしにしたり、空気清浄機を24時間稼働させたりと、どうしても電気代が高くなりがちです。特に夏や冬はペットの体調管理のために室温管理が欠かせないため、光熱費の負担がさらに増します。
そんなペットオーナーのために「ペット割」や「ペット向け電気プラン」を用意している電力会社があるのをご存知ですか?この記事では、ペットのいる家庭が電気代を抑えるためのプラン選びのポイントや、具体的なサービス内容を詳しく紹介します。

ペットがいると電気代はどのくらい高くなる?
ペットのいる家庭では、一般の家庭と比べて電気代が年間で数万円〜10万円以上高くなることもあります。主な電力消費の内訳を見てみましょう。
エアコン(温度管理)
犬や猫は人間より暑さ・寒さに弱い場合が多く、留守中でもエアコンを稼働させる必要があります。特に夏場は24時間冷房をつけっぱなしにする家庭も多く、これだけで月の電気代が数千円〜1万円以上増えることがあります。
空気清浄機
ペットの毛やニオイ対策で空気清浄機を常時稼働させていると、月に約200〜500円程度の電気代がかかります。24時間つけっぱなしにしている家庭が多いです。
ペット用ヒーター・冷却マット
冬はペット用のホットカーペットやヒーター、夏は冷却グッズなど、季節ごとの電化製品も消費電力に加わります。
部屋全体を暖めるより、ペットのいる場所だけを温める形にしている家庭もあります。消費電力の小さいタイプを選ぶ方が多いようです。
水槽のヒーター・ライト(熱帯魚等)
熱帯魚やは虫類を飼育している場合、水槽のヒーターやUVライトの電気代が月に1,000〜3,000円程度かかることもあります。
ペットのいる家庭の電気代は、電気使用量が月300kWh以上になることも珍しくありません。使用量が多い家庭ほど、電力会社・プランの選び方で差がつきます。
ペット割・ペット向け電気プランのある電力会社
ペットオーナー向けの特別なプランや割引を提供している電力会社を紹介します。なお、プラン内容や提供エリアは変更される場合があるため、最新情報は各社の公式サイトで確認してください。
ペットでんき
「ペットでんき」は、ペットを飼っている家庭に特化した電力サービスです。主な特徴は以下の通り。
・8月・9月・1月・2月の基本料金が無料になる(ペットのためにエアコン使用が増える月に対応)
・300kWh以上の電力量料金(第3段階料金)が地域電力会社の5%OFF
・解約違約金なし(Web申込みの場合)
・全国対応(一部離島を除く)
夏と冬の基本料金がゼロになる点は、ペットのためにエアコンをフル稼働させる時期にピッタリの設計です。
親指でんき「わんにゃんプラン」
親指でんきが展開する「わんにゃんプラン」は、ペットのいる家庭を応援する電力プランです。
・基本料金が各エリアの電力会社の半額になるため、固定費を抑えられる
・売上の一部が動物愛護団体に寄付される仕組み
・ペットの写真入りMy電気カードがもらえる特典付き
基本料金が半額になるため、電気使用量が月によって大きく変動するペット家庭にとって、固定費を抑えられるメリットがあります。
楽天でんき × 楽天ペット割
楽天でんきでは「楽天ペット割」を展開しています。
・ペット情報を登録するだけで無料で利用できる会員プログラム
・楽天ポイントでの還元やクーポンなどの特典が受けられる
・楽天経済圏のサービスと組み合わせることで、トータルの還元率が上がる
楽天のサービスをよく使う方にとっては、ポイント還元を含めた実質的なメリットが大きくなる可能性があります。詳細は楽天でんき×楽天ペット割の公式ページで確認してください。
CDエナジーダイレクト「ファミリーでんき」
ペット専用プランではありませんが、電気使用量が多い家庭向けの「ファミリーでんき」はペットオーナーにも適しています。
・月300kWh以上の使用量がある家庭におすすめ
・電気とガスのセット割で、それぞれ0.5%割引
・ポイント還元(カテエネポイント)あり

ペット割プランを選ぶときのチェックポイント
「ペット割」という名前だけで選ぶのではなく、自分の使用状況に合っているかをしっかり確認しましょう。
1. 月の電気使用量を把握する
まず、直近の電気使用量(kWh)を確認しましょう。電力会社からの検針票やマイページで確認できます。ペット割のメリットは使用量が多い家庭ほど大きくなる傾向があるため、月300kWh以上使っているかどうかが一つの目安になります。
2. 提供エリアを確認する
電力会社によっては、対応していないエリアがあります。申し込む前に、自分の住んでいる地域が提供エリアに入っているか確認しましょう。
3. 解約金や違約金の有無
契約期間の縛りや解約金がかかるプランもあります。特に電力会社の乗り換えが初めての方は、解約金がないプランから試してみるのが安心です。
4. 実際の料金をシミュレーションする
「割引がある」というだけで安くなるとは限りません。基本料金、従量単価、割引額を総合的に比較して、実際に自分の使用量でどれだけ安くなるかシミュレーションしましょう。各電力会社の公式サイトやエネチェンジなどの比較サイトでシミュレーションができます。
ペットのいる家庭の電気代節約テクニック
電力会社の選び方に加えて、日々の暮らしの中でも電気代を抑える工夫ができます。
エアコンの設定温度を適切に
犬や猫が快適に過ごせる室温は、夏は25〜28℃、冬は20〜23℃程度と言われています。ペットの体調に配慮しつつ、必要以上に冷やしすぎない・暖めすぎない設定を心がけましょう。
タイマーやスマートプラグを活用する
スマートプラグやWi-Fi対応のエアコンを使えば、外出先からスマホで温度を確認・操作できます。必要なときだけ稼働させることで、無駄な電力消費を防げます。ペット見守りカメラと連動させる方法もあります。
窓の断熱で室温を保つ
窓の断熱対策をすることで、エアコンの負荷を減らせます。遮光カーテンや断熱シートは、ペットがいる部屋の温度維持にも効果的です。
省エネ家電に切り替える
空気清浄機やヒーターなど、ペット用に使う家電を省エネモデルに買い替えると、長期的な電気代削減につながります。

ペット割プランのメリット・デメリット
メリット
・電気使用量が多い月の基本料金が無料になるプランがある
・大量使用時の単価が割引される
・動物愛護活動に貢献できるプランもある
・ペットオーナー向けの特典が付く場合がある
デメリット
・使用量が少ない月はメリットが小さい場合がある
・ペット割だけで選ぶと、トータルでは別のプランのほうが安いケースも
・提供エリアが限られている会社がある
・プラン内容が変更される可能性がある
「ペット割」の名前だけで判断せず、実際の使用量に基づいたシミュレーションで比較しましょう。一般向けのプランのほうが安くなるケースもあります。
よくある質問(Q&A)
ペットを飼っていることの証明は必要?
電力会社によって異なりますが、ペットでんきや親指でんきのわんにゃんプランでは、ペット飼育の証明書類は不要の場合が多いです。申込み時に自己申告する形が一般的です。詳細は各社の公式サイト(ペットでんき公式など)で確認してください。
ペット割は猫やその他の動物でも適用される?
犬や猫はもちろん、ペットの種類を問わないプランがほとんどです。熱帯魚やは虫類など、電気代がかかりやすいペットを飼っている方にもおすすめです。
引っ越した場合、ペット割は継続できる?
引っ越し先が電力会社の提供エリア内であれば、手続きをすれば継続利用できる場合がほとんどです。エリア外に引っ越す場合は解約が必要になります。
まとめ
ペットのいる家庭は一般の家庭より電気代が高くなりやすいですが、ペット割や大量使用向けプランを活用することで光熱費を抑えることができます。「ペットでんき」の基本料金無料月や、「親指でんき わんにゃんプラン」の基本料金0円など、ペット家庭に嬉しい選択肢は増えています。
プランを選ぶ際は、自分の電気使用量をしっかり把握したうえで、シミュレーションで比較するのが大切です。大切な家族であるペットとの暮らしを、お財布にもやさしい形で楽しんでください。


