
ファミリー世帯の電気代は月額15,000〜20,000円以上になることも珍しくありません。総務省の家計調査(2025年)によると、4人世帯の月平均電気代は約14,000〜16,000円で、冬場は暖房利用で20,000円を超えるケースもあります。
使用量が多いからこそ、電力会社の選び方ひとつで年間1万円以上の差が生まれることがあります。この記事では、ファミリー世帯に特化したおすすめの電力会社と、選び方のポイントを詳しく解説します。
ファミリー世帯の電気代の相場
総務省の家計調査によると、3〜4人世帯の電気代の平均は月額約12,000〜16,000円です。月間の電気使用量は300〜500kWh程度が目安で、夏と冬はエアコンの使用で月額20,000円を超えることもあります。
世帯人数別の電気代目安
- 3人世帯:月約12,000〜14,000円(使用量300〜400kWh)
- 4人世帯:月約14,000〜16,000円(使用量350〜450kWh)
- 5人以上:月約16,000〜20,000円(使用量400kWh以上)
使用量が多いファミリー世帯では、電力量料金の単価が安い電力会社を選ぶことで大きな節約効果が得られます。大手電力会社の従量料金は三段階制になっており、使用量が増えるほど単価が上がる仕組みです。そのため、300kWh以上の第三段階料金が安い電力会社を選ぶことが、ファミリー世帯にとって最も効果的な節約方法です。
たとえば東京電力の従量電灯Bでは、第一段階(120kWhまで)が約30円/kWhなのに対し、第三段階(300kWh超)は約40円/kWhと大きな差があります。ファミリー世帯は使用量の多くがこの第三段階に該当するため、ここが安い新電力を選ぶだけで月々1,000円以上の節約になるケースもあります。

ファミリーにおすすめの電力会社
CDエナジーダイレクト ファミリーでんき
CDエナジーの「ファミリーでんき」は、月間400kWh以上の使用量が多い世帯向けに設計されたプランです。300kWhまでは定額料金で利用でき、使用量の変動が大きいファミリーでも料金が安定しやすいのが特徴です。
ガスとのセット割(0.5%割引)もあり、電気とガスをまとめることでさらにお得になります。中部電力と大阪ガスの合弁会社で経営基盤も安定しています。電気代の支払いでカテエネポイントが貯まり、各種ポイントに交換可能です。
CDエナジーダイレクト 公式サイトでプランの詳細が確認できます。
楽天でんき|ファミリーほどポイント還元が大きい
電気代200円ごとに楽天ポイントが貯まるため、使用量が多いファミリーほどポイント還元の恩恵が大きくなります。4人世帯なら月700円以上、年間で約9,600円の節約が見込めるという試算があります。
楽天カード払いでポイント二重取りも可能です。楽天市場で日用品をまとめ買いする家庭なら、貯まったポイントを買い物に充てることで実質的な光熱費削減にもなります。
楽天でんき 公式サイトから申し込みが可能です。
Looopでんき|たくさん使っても単価が上がらない
Looopでんきの「スマートタイムONE」は、三段階制ではないため、使用量が増えても単価が上がらないのが大きなメリットです。ファミリー世帯は使用量が300〜500kWhと多いため、三段階制の3段目で割高になる他社と比べて有利になりやすいです。
市場連動型のため30分ごとに料金が変動しますが、夜間や早朝の安い時間帯に洗濯乾燥機や食洗機を使うなど工夫すれば、さらにお得に利用できます。初期費用・解約金ともに無料で、まずは試してみることもできます。
シン・エナジー|業界屈指の安さ
シン・エナジーは業界トップクラスの料金の安さが特徴です。きほんプランは400kWhや500kWhの高使用量帯でもお得に使えるため、電気使用量が多いファミリー世帯にぴったりです。
全国対応(沖縄・離島除く)で、幅広いエリアの方が利用できます。JALマイルが貯まるプランもあり、旅行好きのファミリーには嬉しい特典です。解約金も無料のため、気軽に試せるのもポイントです。
東京ガスの電気|安心感とセット割の両立
新電力の販売量で6年連続No.1の東京ガスの電気は、安心感を重視するファミリーにおすすめです。首都圏に自社発電所を保有しており、安定供給への信頼性が高いです。月350kWh使うファミリー世帯であれば年間約3,000円の節約が見込め、ガスとのセット割(電気代0.5%割引)でさらにお得になります。
- 従量料金(電力量料金)の単価が安い会社を選ぶ
- 三段階制で3段目の単価が高い会社は避ける
- ガスとのセット割を活用して光熱費をまとめて節約
- ポイント還元がある会社なら使用量が多いほどお得
- 経営基盤が安定している大手系の新電力を選ぶと安心
ファミリー世帯の電気代節約術
古い家電を省エネモデルに買い替える
10年以上前の冷蔵庫やエアコンは、最新モデルと比べて消費電力が大幅に多いです。冷蔵庫を最新の省エネモデルに買い替えるだけで、年間約5,000〜8,000円の電気代を削減できるケースもあります。環境省の「しんきゅうさん」で今の家電と最新モデルの電気代差をシミュレーションできます。
エアコンの効率的な使い方
- 冷房28℃・暖房20℃を目安に設定する
- こまめなオン・オフよりもつけっぱなしのほうが省エネ(30分以内の外出なら消さない)
- フィルターを月1回清掃して冷暖房効率を維持する
- カーテンや断熱シートで室温を保つ
- サーキュレーターを併用して空気を効率的に循環させる
待機電力を見直す
テレビ、ゲーム機、パソコンなど、使っていない家電の待機電力は家庭全体の電気代の約5%を占めると言われています。電源タップでまとめてオフにするだけで年間約1,000〜2,000円の節約になります。
契約アンペアの見直し
ファミリー世帯の契約アンペアは40〜60Aが一般的です。現在の契約が60Aで、ブレーカーが落ちたことがない場合は50Aや40Aに下げることで基本料金を月約295〜590円節約できます。ただし、エアコン複数台と電子レンジ・IHを同時に使うことがある家庭では、アンペア数を下げすぎないよう注意が必要です。

よくある質問
Q. ファミリーで電力会社を切り替えると年間いくら安くなる?
使用量が多いファミリー世帯ほど節約額が大きくなります。年間10,000〜20,000円程度の節約が期待できるケースもあります。まずは比較サイトでシミュレーションしてみましょう。
Q. 子どもがいる家庭で新電力に切り替えても大丈夫?
はい、全く問題ありません。電気の品質や安定性は変わりませんので、停電が増えることもありません。どの電力会社と契約しても同じ送電網を使うため、届く電気は同じです。
Q. 電気とガスはまとめたほうがお得?
多くのケースでセット割が適用されるためお得になります。ただし、ガス単体で安いプランが他にある場合は別々に契約したほうが安くなることもあるため、セットと個別、両方でシミュレーションして比較することをおすすめします。
Q. 太陽光パネルを設置している場合、新電力に切り替えられる?
はい、切り替え可能です。ただし、太陽光発電の余剰電力買取(FIT制度)の契約先は別途確認が必要です。売電先と電力購入先を別々の会社にすることも可能ですので、それぞれの条件を比較してみてください。
Q. オール電化住宅の場合、どの電力会社がよい?
オール電化住宅の場合は、夜間の電力が安くなる時間帯別プランが必須です。大手電力会社のオール電化プランが依然として有力な選択肢ですが、CDエナジーダイレクトの「スマートでんき」や出光興産の「オール電化プラン」など、新電力でもオール電化対応プランを提供している会社があります。夜間料金の単価を比較して判断しましょう。
ファミリー世帯の電力会社切り替え手順
切り替え手続きは簡単で、5〜10分あれば完了します。
- 検針票やマイページで「お客様番号」と「供給地点特定番号(22桁)」を確認する
- 比較サイト(エネチェンジなど)で家族の使用量に基づいてシミュレーションする
- 乗り換え先の電力会社の公式サイトから申し込む
- 2週間〜1か月後に自動的に切り替え完了
現在の電力会社への解約連絡は不要で、新しい電力会社が代行してくれます。工事も原則不要、停電もありません。ガスのセット割を申し込む場合は、電気の切り替えと同時にガスの契約も手続きすると効率的です。ガスと電気をまとめることでセット割が適用されるだけでなく、請求書も一本化できて家計管理がラクになります。
資源エネルギー庁 電力自由化についてでも基本的な情報が得られます。

まとめ
ファミリー世帯の電力会社選びでは、従量料金の安さ・三段階制の有無・セット割・ポイント還元の4点がカギになります。
使用量が多いファミリーほど、電力会社の切り替えによる節約効果は大きくなります。CDエナジーのファミリーでんき、楽天でんき、Looopでんきなどが有力な候補です。
電力会社の切り替え手続きは5〜10分で完了し、現在の電力会社への連絡も不要です。年間1〜2万円の節約ができれば、家族旅行の資金や子どもの習い事費用に充てることもできます。まずは検針票を用意して比較サイトでシミュレーションし、年間の節約額を確認してみてください。

