電気とガスのセット契約とは?仕組みをわかりやすく解説

電気とガスのセット契約とは、同じエネルギー会社で電気とガスの両方を契約することです。セット割として月100〜300円程度の割引やポイント還元が受けられるほか、請求書が1つにまとまるメリットがあります。
ただし「セットだから安い」と思い込むのは危険です。電気とガスをそれぞれ別の最安会社で契約したほうが安くなるケースもあります。この記事では、本当にお得なセットプランを厳選して紹介します。
電気・ガスセット契約おすすめ5選【2026年版】
1. 東京ガス(関東エリア)
電気とガスをまとめると「ガス・電気セット割」として電気代の0.5%が割引されます。料金プランは「基本プラン」が人気で、東京電力の従量電灯Bと比較して120kWh以上の単価が安い設定です。
知名度と信頼性に加え、Webで完結する申込みの手軽さが支持されています。セット割の金額自体は大きくありませんが、電気料金の安さとセット割を合わせたトータルのメリットで考えると有力な選択肢です。
2. CDエナジーダイレクト(関東エリア)
中部電力と大阪ガスが設立した会社で、電気・ガスの同時契約で月100円の割引に加えてポイント還元があります。料金プランが世帯人数に合わせて細かく分かれているため、一人暮らしからファミリーまで最適なプランを選べるのが強みです。
首都圏で60万件の契約実績があり、安定した運営基盤も安心材料です。
3. 関電ガス+関西電力(関西エリア)
関西電力の電気と関電ガスをまとめると「なっトクパック」が適用されます。ガス料金は大阪ガスの一般料金より安く設定されており、月31m³以上の家庭では約10%お得になることもあります。
関西エリアでセット契約を検討するなら、まず候補に入れたい組み合わせです。
4. 東京電力(とくとくガスプラン)(関東エリア)
電気を東京電力で契約している方なら、「とくとくガスプラン」を追加することでセット割が月100円適用されます。ガス料金は東京ガスの一般料金と同等か若干安い程度ですが、電気の契約を変えたくない方には手軽な選択肢です。
5. 中部電力ミライズ(中部エリア)
電気と「カテエネガスプラン」をまとめると、ガス料金が2%割引されます。さらにカテエネポイントがガス料金200円ごとに1ポイント貯まります。中部エリアではセット契約の選択肢が少ないため、有力候補です。

セット契約で年間いくら安くなる?世帯別シミュレーション
セット割による節約額は、電気・ガスそれぞれの料金差+セット割引の合計で決まります。以下は東京ガスエリアでの概算です。
一人暮らし(電気20A・ガス月8m³)
セット割だけの節約額は年間1,200〜2,400円程度です。電気料金の差額も含めると、大手からの切り替えで年間3,000〜5,000円の節約が見込めます。
二人暮らし(電気30A・ガス月20m³)
電気の使用量が増えるため、セット割の効果も大きくなります。年間5,000〜8,000円の節約が見込めるケースもあります。
ファミリー(電気40A・ガス月35m³)
ファミリー世帯ではセット割+料金差で年間8,000〜12,000円の節約になることがあります。使用量が多いほどメリットが大きくなるため、見直し効果を実感しやすい世帯です。
セット契約の注意点
セット割だけに釣られない
セット割の金額は月100〜300円程度と控えめです。セット割があるからといって、料金自体が高い会社を選んでは本末転倒です。まずは電気・ガスそれぞれの料金で比較し、その上でセット割を加味して判断しましょう。
解約時に両方解約になる場合がある
セット契約の場合、片方だけ解約すると割引がなくなることがあります。将来的に片方だけ他社に切り替える可能性がある方は、セット割の条件を事前に確認しておきましょう。
引越し時の手続き
引越し先がセット契約の対応エリア外だと、電気・ガスの両方を新たに契約し直す必要があります。転勤が多い方はエリアの広い会社を選ぶか、セット契約にこだわらない方が柔軟に対応できます。
セット契約のよくある質問
Q. セット契約は賃貸でもできる?
できます。賃貸でも電気・ガスの契約先は自由に選べます。ただしマンション一括受電の物件では電力会社を変えられない場合があるため、管理会社に確認してください。ガスについては、賃貸でもほぼすべてのケースで自由に切り替え可能です。
Q. セット契約と個別契約、どちらが安い?
世帯の使用量やエリアによって異なります。一般的に、セット割の金額(月100から300円)が電気・ガスそれぞれの料金差を上回る場合はセット契約がお得です。逆に、電気の最安会社とガスの最安会社がバラバラの場合は、個別契約のほうが安くなることがあります。
Q. セット契約の途中で片方だけ解約できる?
できる会社がほとんどです。ただし片方だけ解約するとセット割がなくなるため、残った方の料金が上がることがあります。解約前に影響を確認しておきましょう。
Q. 引越し先でもセット契約を継続できる?
引越し先が同じ供給エリア内であれば、住所変更の手続きだけで継続できるケースが多いです。エリア外に引っ越す場合は、電気・ガスの両方を新たに契約し直す必要があります。

セット契約で利用できるキャンペーン例
各社がセット契約の新規申込みに対してキャンペーンを実施していることがあります。以下は一例です(2026年時点の情報で、時期により内容が変わります)。
- 東京ガス:電気の新規申込みでポイントプレゼント
- CDエナジーダイレクト:電気・ガス同時申込みでキャッシュバック
- 東京電力:とくとくガスプラン申込みで初月ガス代割引
キャンペーンは期間限定のため、各社の公式サイトで最新情報を確認してください。なお、キャンペーン特典を含めて比較する場合は、特典を12か月で割って月額換算し、通常料金に上乗せして比較すると公平に判断できます。
セット契約を選ぶ際のシミュレーション方法
現在の電気代・ガス代を把握する
まずは直近3か月分の電気代とガス代の合計を出しましょう。検針票やマイページで確認できます。この合計額が「切り替え前の基準額」になります。
セット契約した場合の料金を計算する
各社の公式サイトにある料金シミュレーションで、電気の使用量(kWh)とガスの使用量(m3)を入力します。セット割を適用した場合の月額料金が表示されるため、年間に換算して比較しましょう。
個別に最安の会社で契約した場合の料金と比較する
電気は電気で最も安い会社、ガスはガスで最も安い会社を選んだ場合の合計額も算出します。この金額とセット契約の金額を比較して、どちらがお得かを判断します。差額が年間1,000円以内であれば、管理の手間が省けるセット契約を選ぶのも合理的な判断です。
セット契約の申込み手順
手順1:電気とガスの検針票を用意する
セット契約の申込みには、電気の「供給地点特定番号」「お客様番号」と、ガスの「お客様番号」「供給地点特定番号」が必要です。どちらも検針票や請求書に記載されています。手元にない場合は各社のマイページで確認できます。
手順2:新しい会社のWebサイトから申し込む
公式サイトのセット契約申込みフォームに必要情報を入力します。電気とガスを同時に申し込める場合がほとんどで、10分程度で手続きが完了します。現在の電力会社・ガス会社への解約連絡は新会社が代行してくれるため不要です。
手順3:切り替え完了を待つ
申込みから約2から4週間で切り替えが完了します。電気とガスの切り替えタイミングがずれる場合がありますが、どちらも使えなくなる期間はありません。切り替え完了後は新しい料金で請求が届きます。

まとめ:セット割は「ラク+ちょい得」のバランスで選ぶ
電気とガスのセット契約は、請求の一本化と月数百円の割引が主なメリットです。大幅な節約を求める場合は電気・ガスそれぞれ最安の会社で個別に契約するのが正解ですが、「管理を楽にしたい」「ある程度安くなれば十分」という方にはセット契約がぴったりです。セット割の金額は月100円から300円程度と控えめですが、年間にすると1,200円から3,600円。さらに電気・ガス本体の料金差も加わるため、世帯によっては年間1万円以上の節約も可能です。まずは検針票を用意して、各社のシミュレーションを試してみてください。5分程度の手間で、年間の節約可能額がわかります。大幅な節約を求めるなら電気・ガスをそれぞれ最安の会社で契約するのが正解ですが、「管理を楽にしたい」「ある程度安くなれば十分」という方にはセット契約がぴったりです。
電気とガスをまとめるメリット・デメリットをさらに詳しく知りたい方は「電気とガスをまとめると損する人もいる?メリットと落とし穴を解説」もチェックしてみてください。

