九州電力の料金プランがたくさんあって、どれを選べばいいかわからない…そんな悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。九州電力では「従量電灯B」をはじめ、「スマートファミリープラン」「スマートビジネスプラン」など、生活スタイルに合わせた複数の料金プランを提供しています。
この記事では、九州電力の主要な料金プランを徹底比較し、世帯人数や使用量に応じたベストなプランの選び方をわかりやすく解説します。「今のプランのまま損しているかも?」と感じている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

九州電力の主な料金プラン一覧
九州電力が家庭向けに提供している主な料金プランは以下のとおりです。
- 従量電灯B:もっとも基本的なプラン。契約アンペアに応じた基本料金+使った分だけの3段階従量制
- スマートファミリープラン:電気使用量が多い家庭向け。2年契約を前提に300kWh超の単価が割安
- スマートビジネスプラン:事業所や店舗向けのプラン
- 電化でナイト・セレクト:オール電化住宅向けの時間帯別料金プラン
- おひさま昼トクプラン:太陽光発電との併用向けプラン
一般家庭で検討すべきは、主に「従量電灯B」と「スマートファミリープラン」の2択になります。
従量電灯Bの料金体系を解説
従量電灯Bは九州電力のもっともスタンダードな料金プランで、契約アンペアに応じた基本料金と、使用量に応じた3段階の電力量料金で構成されています。
基本料金(税込)
| 契約アンペア | 基本料金(月額) |
|---|---|
| 10A | 316.24円 |
| 15A | 474.36円 |
| 20A | 632.48円 |
| 30A | 948.72円 |
| 40A | 1,264.96円 |
| 50A | 1,581.20円 |
| 60A | 1,897.44円 |
電力量料金(1kWhあたり・税込)
| 段階 | 使用量 | 単価 |
|---|---|---|
| 第1段階 | 〜120kWh | 18.37円 |
| 第2段階 | 121〜300kWh | 23.97円 |
| 第3段階 | 301kWh〜 | 26.97円 |
九州電力の従量電灯Bは全国の大手電力の中でも単価がかなり安い部類に入ります。特に第1段階の18.37円/kWhは、東京電力の29.80円と比べると大きな差があるのが特徴です。
従量電灯Bは解約金がなく、いつでも他のプランに変更できるのが強み。迷ったらまずこのプランで契約しておくのが無難です。
段階制の単価は使用量が増えるほど高くなるため、プランの見直しと合わせて使う電気そのものを減らす工夫も効いてきます。使わない機器の電源をまとめて切れるスイッチ付きの節電タップを、テレビ周りやPC周りに置いている家庭もあります。
スマートファミリープランの料金体系
スマートファミリープランは、電気使用量が多い家庭(おおむね月350kWh以上)を想定した料金プランです。基本料金と120kWhまでの電力量料金は従量電灯Bと同じですが、300kWhを超えた分の単価が従量電灯Bよりも割安に設定されています。
具体的には、第3段階(300kWh超)の電力量料金が従量電灯Bの26.97円よりも安くなるため、電気をたくさん使う世帯ほどお得になる仕組みです。

スマートファミリープランが向いている人
- 月の電気使用量が350kWh以上のファミリー世帯
- 4人以上の家族で暮らしている
- 2年以上は同じ住所に住む予定がある
- オール電化ではない一般的な電力契約
スマートファミリープランが向いていない人
- 一人暮らしや二人暮らしで電気使用量が少ない
- 1〜2年以内に引っ越す可能性がある
- 短期間で解約するリスクがある
従量電灯Bとスマートファミリープランの料金比較シミュレーション
実際にどちらがお得になるのか、月の電気使用量別にシミュレーションしてみましょう(40A契約の場合)。
| 月の使用量 | 従量電灯B | スマートファミリープラン | 差額の目安 |
|---|---|---|---|
| 200kWh | 約5,382円 | 約5,382円 | ほぼ同じ |
| 300kWh | 約7,782円 | 約7,782円 | ほぼ同じ |
| 400kWh | 約10,479円 | スマートファミリーが安い | 月数百円お得 |
| 500kWh | 約13,176円 | スマートファミリーが安い | 月数百円〜お得 |
※燃料費調整額・再エネ賦課金を除いた概算です。正確な金額は九州電力の公式サイトのシミュレーションで確認してください。
月300kWhまではどちらのプランでもほぼ変わらないため、使用量が少ない世帯は従量電灯Bで十分です。
自分の世帯がどのくらい使っているかがあいまいなときは、家電ごとの消費電力を測れるワットチェッカーを使うと、シミュレーションの前提がつかみやすくなります。
九州電力から新電力に切り替えるという選択肢
九州電力の料金プランを比較するだけでなく、新電力への乗り換えも検討する価値があります。九州電力エリアで利用できる主な新電力会社を紹介します。
九州エリアで人気の新電力
- Looopでんき:市場連動型プラン(スマートタイムONE)。30分ごとに単価が変動し、ピークシフトで節約が狙える
- idemitsuでんき:ガソリン割引のクルマ特割が魅力。車をよく使う家庭に
- 楽天でんき:楽天ポイントが貯まる。楽天経済圏のユーザーにお得
- auでんき:Pontaポイント還元。auユーザーなら検討の価値あり
新電力は市場連動型プランの場合、電力の市場価格が高騰すると電気代が急上昇するリスクがあります。固定単価型か市場連動型かを事前に確認しましょう。
九州電力の料金プラン見直しの手順
九州電力の料金プランを変更する際の手順はとてもシンプルです。
- 検針票で現在のプランと使用量を確認:毎月届く検針票またはWebの「キレイライフプラス」で、現在の契約プラン・月々の使用量をチェック
- 九州電力の公式シミュレーションを利用:公式サイトでプラン変更後の料金を試算
- Webまたはカスタマーセンターでプラン変更を申し込み:手続きは無料で、工事も不要。申込みから次の検針日にプランが切り替わる

オール電化なら「電化でナイト・セレクト」がおすすめ
オール電化住宅に住んでいる場合は、時間帯別に料金が変わる「電化でナイト・セレクト」が検討候補になります。
このプランは夜間の電気料金が割安になるため、エコキュートやIHクッキングヒーターを使っている家庭に向いています。夜間にお湯を沸かしたり、食洗機や洗濯乾燥機をタイマーで回したりすることで、大幅な電気代節約が可能です。
電化でナイト・セレクトの特徴
- 夜間(ナイトタイム)の電力量料金が割安
- 昼間(デイタイム)は通常よりやや高め
- 夜間にまとめて電気を使う生活パターンの家庭ほどお得
- ナイトタイムの時間帯は21時〜翌7時・22時〜翌8時・23時〜翌9時の3パターンから選べる
夜間に家電を動かしたいけれど本体にタイマーがない、という場合は、コンセント側でON/OFFの時刻を設定できるスマートプラグを使う手もあります。
九州電力の料金プランを比較する際の注意点
料金プランを比較するときに、見落としがちなポイントをまとめました。
燃料費調整額に注目
電気料金には「燃料費調整額」が毎月加算されます。これは石油・天然ガス・石炭などの燃料価格に連動して変動するもので、プランの基本単価だけを比較しても実際の請求額とは異なることがあります。
再エネ賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、2026年度で4.18円/kWhです。これはどの料金プランでも一律に加算されるため、プラン間の比較には影響しません。
解約金の有無
従量電灯Bは解約金なし。スマートファミリープランは2年契約のため、契約期間内の解約には注意が必要です。

よくある質問
Q. 九州電力の従量電灯Bからスマートファミリープランに変えると工事は必要?
A. 工事は一切不要です。スマートメーターが設置されていれば、Webまたは電話での手続きだけで切り替わります。スマートメーター未設置の場合は無料で交換工事が行われます。
Q. 九州電力のプラン変更に手数料はかかる?
A. プラン変更の手数料は無料です。ただし、スマートファミリープランなどの期間契約プランから別のプランに変更する場合、契約期間内だと解約金が発生する場合があるので、事前に確認しましょう。
Q. 九州電力と新電力ではどちらが安い?
A. 使用量や契約内容によって異なります。月の使用量が300kWh以下なら九州電力でも十分安く、300kWh以上使う家庭なら新電力の方がお得になるケースがあります。エネチェンジなどの料金比較サイトで試算してみるのがおすすめです。
まとめ:九州電力の料金プランは使用量で選ぼう
九州電力の料金プラン選びのポイントを整理すると、以下のようになります。
- 月300kWh以下の世帯(一人暮らし・二人暮らし)→従量電灯BでOK
- 月350kWh以上の世帯(3〜4人家族)→スマートファミリープランがお得
- オール電化住宅→電化でナイト・セレクトを検討
- さらに安くしたいなら→新電力への乗り換えも視野に
九州電力は全国的に見ても電気料金が割安なエリアですが、プランの選び方次第で年間数千円の差が出ることもあります。まずは検針票で現在の使用量を確認し、公式シミュレーションで試算してみましょう。


