電力会社の乗り換えを検討しているけど、「いつ切り替えるのがベストなんだろう?」と迷っていませんか。実は、乗り換えのタイミングによって得する金額が変わることがあります。
この記事では、電力会社を乗り換えるベストタイミングや、避けた方がいい時期、具体的な手順まで詳しく解説します。損しないタイミングで賢く乗り換えたい方は、ぜひ参考にしてください。

電力会社の乗り換えにベストなタイミングとは
電力会社の乗り換えに「この日でないとダメ」という制限はありませんが、よりお得になりやすいタイミングがいくつかあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
電気代が高くなる季節の前がベスト
電気代が特に高くなるのは、冷房を使う夏(7〜9月)と暖房を使う冬(12〜2月)です。電気代が上がる季節の1〜2か月前に乗り換えておくのが理想的です。
具体的には、夏に向けて5〜6月、冬に向けて10〜11月に乗り換えるのがおすすめ。申し込みから切り替え完了まで2週間〜1か月程度かかることを考慮して、早めに動くのがポイントです。電気代が高い月ほど、安いプランに切り替えた際の「差額」が大きくなるため、節約効果を最大化できます。
同じ時期にやっておくと相性がいいのが、冷暖房の効きを整えることです。エアコンと併用して部屋の空気をかき混ぜるサーキュレーターは、夏も冬も設定温度を無理に上げ下げせずに済むアイテムとして選ばれています。
契約更新月を逃さない
2年縛りなどの契約期間があるプランに加入している場合は、契約更新月に乗り換えると解約手数料がかからないためお得です。更新月はマイページや契約書類で確認できます。
なお、大手電力会社の従量電灯プランや、多くの新電力の標準プランでは契約期間の縛りがないため、いつ乗り換えても解約手数料は発生しません。自分の契約に縛りがあるかどうか、まずは確認しておきましょう。
料金改定・値上げが発表されたとき
電力会社が料金の値上げを発表したタイミングは、乗り換えを検討する良い機会です。値上げ前に他社の料金と比較して、より安いプランに切り替えることで、値上げの影響を抑えられます。大手電力会社が値上げすると、それに追従しない新電力の相対的なお得度が上がるケースもあります。
引っ越しのタイミング
引っ越しは新しい電力会社に切り替える絶好のチャンスです。新居での電気の開通手続きと同時に、新電力に申し込むことで二度手間を防いでスムーズに乗り換えられます。引っ越し業者や不動産会社から電力会社を紹介されることもありますが、自分で比較して選んだ方が安くなる場合が多いです。

乗り換えを避けた方がいいタイミング
逆に、以下のタイミングでの乗り換えは注意が必要です。
電力市場が高騰している時期
市場連動型プランへの乗り換えを検討している場合、電力市場の価格が高騰している時期は避けた方が安全です。市場連動型は電力取引価格に連動するため、冬の電力需給がひっ迫する時期は料金が跳ね上がるリスクがあります。市場連動型を試すなら、電力需要が落ち着く春や秋に始めるのがおすすめです。
キャンペーン終了直前に焦って申し込むのはNG
「今月末まで限定」などのキャンペーンに慌てて申し込むのは危険です。焦って契約すると、プランの内容や解約条件をしっかり確認できないまま契約してしまう可能性があります。キャンペーンに飛びつく前に、通常料金でも他社より安いかどうかを確認しましょう。キャンペーンは定期的に実施されるため、今回逃しても次の機会があります。
契約期間の途中(解約手数料がかかる場合)
2年縛りプランなどに加入している場合、契約期間の途中で乗り換えると解約手数料が発生します。ただし、乗り換え先での年間節約額が解約手数料を上回るなら、途中解約でもトータルでお得になるケースがあります。解約手数料と年間節約額を天秤にかけて判断するのがポイントです。
市場連動型プランは、電気をあまり使わない春・秋に契約して、使い心地を確認するのがおすすめです。いきなり冬に契約すると、電力市場の高騰で想定以上の請求が来る可能性があります。
乗り換えのタイミングを判断する3つのチェックポイント
チェック1:現在の電気代は適正か確認する
まずは直近3〜6か月の電気代を確認しましょう。月の使用量(kWh)と請求額をメモして、他社のシミュレーションに入力すれば、どれくらい安くなるかがわかります。使用量は検針票やマイページで確認できます。年間の総支払額を把握しておくと、乗り換えのメリットがより明確になります。
使用量を見て「思ったより冷暖房に使っている」と感じたら、窓からの熱の出入りを抑えるのも一つの手です。遮熱・断熱タイプのカーテンは、夏の日差しや冬の窓辺の冷え込みが気になる方に選ばれています。
チェック2:現在の契約に縛りはないか確認する
マイページや契約書類で、契約期間や解約条件を確認します。縛りがなければ、いつでも乗り換え可能です。縛りがある場合は更新月を把握して、その時期に合わせて乗り換えましょう。わからない場合はカスタマーサポートに問い合わせれば教えてもらえます。
チェック3:乗り換え先にお得なキャンペーンはあるか
新電力では新規契約者向けのキャンペーンを実施していることが多いです。キャッシュバック・初月無料・ポイント進呈などの特典があれば、それに合わせて乗り換えるとさらにお得です。ただし、特典だけで決めずに通常料金も比較することが大切です。特典は一時的なメリットですが、月々の料金は継続的に影響します。

電力会社の乗り換え手順(5ステップ)
乗り換えのタイミングが決まったら、以下の手順で進めましょう。手続きはとてもシンプルです。
ステップ1: 検針票またはマイページで「お客さま番号」「供給地点特定番号」「契約アンペア数」「月の使用量」を確認します。これらの情報は申し込み時に必要になります。
ステップ2: 乗り換え先の候補をいくつか絞り、各社の公式サイトで料金シミュレーションを行います。エネチェンジなどの比較サイトを使うと、複数社をまとめて比較できるので効率的です。
ステップ3: 乗り換え先を決めたら、公式サイトから申し込みます。Webなら5分程度で手続きが完了します。検針票の情報を入力し、支払い方法を設定するだけです。
ステップ4: 現在の電力会社への解約連絡は原則不要。新しい電力会社が代行してくれます。自分で解約手続きをする必要がないので手間がかかりません。
ステップ5: 申し込みから2週間〜1か月程度で切り替え完了。工事も立ち会いも不要です。切り替わったことを意識する必要もなく、今までどおり電気を使えます。
参考: エネチェンジ 電力比較サイト
乗り換えの申し込みから切り替え完了まで2週間〜1か月かかるため、電気代が高くなる季節に間に合うよう、余裕を持って手続きしましょう。
乗り換えのタイミングに関するよくある質問
Q. 月の途中で乗り換えると、二重請求される?
いいえ、二重請求はされません。切り替え日を基準に、旧電力会社と新電力会社でそれぞれ日割り計算されます。電気代が二重にかかることはないので安心してください。
Q. 乗り換えの手続き中に電気が止まることはある?
ありません。切り替え手続き中も、旧電力会社から電気は通常どおり供給されます。新電力への切り替えが完了すると、自動的に新しい電力会社からの供給に変わります。停電は一切発生しません。
Q. 何回でも乗り換えていい?回数制限はある?
はい、回数制限はありません。解約手数料がかからないプランであれば、何度でも自由に乗り換え可能です。料金プランの見直しは定期的に行うのがおすすめです。半年〜1年に一度は比較サイトでシミュレーションしてみましょう。
Q. 電力会社の乗り換えにかかる費用は?
ほとんどの場合、乗り換えにかかる費用はゼロです。新しい電力会社への申込手数料も、スマートメーターの設置費用も無料です。発生する可能性があるのは旧電力会社の解約手数料のみですが、これも多くの会社で無料になっています。
Q. 乗り換え先の電力会社が合わなかったら戻せる?
はい、元の電力会社に戻すことも可能です。手続きは新規乗り換えと同じで、元の電力会社に再度申し込むだけです。解約金がかからないプランなら、気軽に試して合わなければ戻せるので、リスクはほとんどありません。
まとめ:電力会社の乗り換えは「思い立ったとき」がベストタイミング
電力会社の乗り換えに最適なタイミングは、電気代が高くなる夏・冬の前、契約更新月、引っ越し時などです。解約手数料がかからないプランであれば、乗り換えのタイミングをそれほど気にする必要はありません。ただし、契約中のプランに解約手数料がないかは事前に確認が必要ですし、市場連動型プランに乗り換える場合は、電力市場が高騰しやすい冬を避けるなど時期の見極めが欠かせません。
「いつかやろう」と先延ばしにしている間に、余分な電気代を払い続けている可能性があります。まずは料金シミュレーションで現在の電気代と比較して、乗り換えのメリットがあるかどうかを確認してみましょう。
手続きはWebで5分、工事も不要。切り替え中に電気が止まることもありません。思い立った今が、乗り換えのベストタイミングかもしれません。

参考: 大阪ガス 電力会社の乗り換え


