ガス会社の切り替えはWebで5分、工事も不要

「ガス会社を変えたいけど、手続きが面倒そう……」と感じている方は多いかもしれません。しかし実際には、都市ガスの切り替えはWebから5分程度で申し込みが完了します。工事も不要で、ガスメーターや導管はそのまま使えるため、日常生活に影響はありません。
この記事では、ガス会社の切り替えに必要なものから具体的な手順、よくある疑問まで詳しく解説します。
切り替えに必要なもの
ガス会社を切り替える際に用意するものは、たったこれだけです。
ガスの検針票(または請求書)
検針票には「お客様番号」「供給地点特定番号」が記載されています。この2つが切り替え手続きに必要です。手元にない場合は、現在契約中のガス会社のマイページやコールセンターで確認できます。
支払い情報
クレジットカードまたは口座振替の情報が必要です。新しいガス会社によって対応する支払い方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。
ガス会社切り替えの具体的な手順【5ステップ】
ステップ1:新しいガス会社を選ぶ
料金・セット割・対応エリアなどを比較して、自分に合ったガス会社を選びます。比較のコツは「ガス会社の選び方|料金・セット割・解約金で見るべき3つのポイント」で詳しく解説しています。
ステップ2:新しいガス会社に申し込む
公式サイトの申込みフォームに、検針票の情報と支払い情報を入力します。現在のガス会社への解約連絡は不要です。新しい会社が代行してくれます。
ステップ3:申込み内容の確認
申込み後、新しいガス会社から確認メールや書面が届きます。内容に間違いがないかチェックしましょう。
ステップ4:スマートメーターの確認
ガスメーターがスマートメーターでない場合、メーター交換が行われることがあります。交換は基本的に無料で、立ち会いが必要な場合と不要な場合があります。
ステップ5:切り替え完了
申込みから約2〜4週間で切り替えが完了します。ガスが止まる期間はなく、切り替え日からは新しい料金が適用されます。

切り替え前に確認すべき注意点
プロパンガスと都市ガスは別物
ガス自由化で切り替えができるのは「都市ガス」のみです。プロパンガス(LPガス)は以前から自由契約ですが、切り替え手順が異なります。プロパンガスの場合は設備の撤去・設置が発生する場合があり、解約時に設備貸与の残額を請求されることがあるため注意が必要です。
賃貸物件でも切り替えは可能
戸建てはもちろん、マンションやアパートなどの賃貸物件でも都市ガスの切り替えは可能です。ただしオーナーがガス会社を指定しているケースがまれにあるため、管理会社に事前確認しておくと安心です。
マンション一括契約の場合
マンション全体で一括契約している場合は、個人での切り替えができません。契約形態がわからない場合は管理組合に確認してください。
解約金・違約金をチェック
現在のガス会社との契約に解約金が設定されていないか確認しましょう。多くの都市ガス会社では解約金はかかりませんが、一部の長期契約プランでは発生する場合があります。
切り替えでよくある質問
Q. ガスの品質や安全性は変わる?
変わりません。どのガス会社を選んでも、ガス導管は同じものを使用します。届くガスの成分も同じなので、コンロや給湯器の使い勝手に影響はありません。
Q. 切り替え中にガスが止まることはある?
ありません。旧会社から新会社への切り替えはシステム上で行われるため、ガスが使えなくなる期間は発生しません。
Q. 切り替えにお金はかかる?
都市ガスの切り替えに費用はかかりません。スマートメーターの交換が必要な場合も、基本的に無料です。

都市ガスとプロパンガスの切り替えは手順が違う
都市ガスの切り替え:旧会社への連絡不要
都市ガスの場合、新しい会社に申し込むだけで切り替えが完了します。旧会社への解約連絡は新会社が代行してくれるため、自分でやることは申込みのみです。ガス導管はそのまま使用するため、工事や機器の交換も発生しません。
プロパンガスの切り替え:ボンベ交換が発生する
プロパンガスの場合は手順が少し異なります。新ガス会社と契約した後、旧会社のガスボンベを撤去し、新会社のボンベを設置する工事が必要です。この工事には立ち会いが求められます。
また、プロパンガスには「1週間ルール」と呼ばれる法令上の規定があり、解約通知日から切り替え日まで最低7日間の猶予が必要です。都市ガスのように即日切り替えはできないため、切り替えを決めたら早めに手続きを始めるのがポイントです。
設備貸与契約に注意
プロパンガス会社の中には、給湯器やコンロなどの設備を無償で貸し出す代わりに、一定期間の契約継続を条件としているケースがあります。この場合、契約期間内に切り替えると設備の残債を請求されることがあります。契約書を確認し、設備貸与の有無と残債の金額を把握してから切り替えを検討しましょう。

ガス会社切り替え後に確認しておくこと
初月の請求額をチェック
切り替え完了後、最初の請求書が届いたら金額を確認しましょう。旧会社からの最終請求と新会社からの初回請求が重なることがあるため、「二重請求」と勘違いしないよう注意が必要です。これは日割り計算の結果であり、正常な請求です。
マイページへの登録
新しいガス会社のマイページに登録しておくと、毎月の使用量や請求額をWebで確認できます。紙の検針票が届かない会社もあるため、早めに登録しておきましょう。
緊急連絡先の確認
ガス漏れなどの緊急時の連絡先は、切り替え後も変わらない場合がほとんどです。都市ガスの場合、保安業務は旧一般ガス事業者(東京ガスなど)が引き続き担当します。とはいえ、万が一に備えて新しいガス会社の緊急連絡先も控えておくと安心です。
ガス会社を切り替えるタイミングはいつがベスト?
引越しのタイミング
引越しはガス会社を見直す絶好のタイミングです。新居でガスの開栓手続きをする際に、同時に新しいガス会社を選べます。入居前に申し込んでおけば、引越し当日から新会社の料金が適用されます。
ガス代が高いと感じたとき
冬場にガス代が急に上がったと感じたら、それは見直しのサインです。特に給湯器の使用量が増える12月から2月は、ガス使用量が年間で最も多くなります。この時期にガス会社を比較しておけば、翌冬からの節約効果が大きくなります。
政府の料金支援が終わるタイミング
2026年現在、政府の電気・ガス料金支援が実施されていますが、支援が終了するとガス料金は通常水準に戻ります。支援終了前にガス会社を見直しておくと、料金アップの影響を最小限に抑えられます。
契約の縛りがないタイミング
現在のガス会社との契約に解約金の設定がある場合は、契約期間が終了するタイミングで切り替えるのがベストです。多くの都市ガス会社は解約金がかかりませんが、念のため確認しておきましょう。
ガス会社切り替えのメリット・デメリット
メリット
- 毎月のガス代が数%安くなる(年間800円から5,000円程度)
- 電気とのセット契約でさらに割引が受けられる場合がある
- キャッシュバックやポイント還元などのキャンペーン特典が得られる
- Web完結で手続きが簡単、工事不要
デメリット
- 節約額は年間数千円と大きくはない(電力ほどの差が出にくい)
- 原料費調整額の変動によっては思ったほど安くならない月がある
- 一部のプランでは解約金が発生する場合がある
- プロパンガスの場合は設備貸与の残債リスクがある
都市ガスの切り替えは「デメリットが少なく、やらない理由がほとんどない」のが実態です。解約金がないプランを選べば、合わなければいつでも元に戻せるため、気軽に試してみてください。
世帯別の切り替え効果の目安
参考までに、東京ガスからエルピオ都市ガスに切り替えた場合の年間節約額の目安は以下のとおりです。一人暮らし(月8m3使用)で約800円、二人暮らし(月20m3使用)で約2,500円、ファミリー(月35m3使用)で約4,000円です。これに加えてキャンペーンの割引がある場合は、初年度はさらにお得になります。
まとめ:ガス会社の切り替えは申込み5分で完了する
ガス会社の切り替えは、検針票を手元に用意してWebから申し込むだけで完了します。都市ガスの場合は工事不要・費用ゼロ・解約連絡も不要と、ハードルは極めて低い手続きです。切り替え後にガスの品質が変わることもないため、「安くなる可能性があるなら試してみる」という感覚で問題ありません。万が一合わなかった場合でも、多くの会社は解約金がかからないため、元の会社に戻すことも簡単です。引越しやガス代の値上がりなど、きっかけがあるタイミングでぜひ検討してみてください。現在のガス会社への連絡は不要、工事も不要、費用もかかりません。
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参考サイト:セレクトラ ガス会社の切り替え徹底解説 / 東京ガス 切り替え手続き

