ガス会社の乗り換えで月500円以上安くなるケースも
2017年のガス自由化により、都市ガスの利用者も自由にガス会社を選べるようになりました。それまでは地域ごとに決められたガス会社しか選択肢がありませんでしたが、今では複数の会社を比較して安い方に切り替えることが可能です。
実際にガス会社を切り替えた方の中には、月500円〜1,000円以上の節約に成功している方もいます。年間にすると6,000円〜12,000円の節約ですから、検討する価値は十分にあります。
この記事では、エリア別におすすめのガス会社を紹介し、料金比較のポイントをわかりやすく解説します。

ガス自由化の基本を押さえよう
ガス自由化について、基本的なポイントを確認しておきましょう。
- 対象は都市ガスのみ:プロパンガス(LPガス)は以前から自由料金制のため、ガス自由化の対象外
- ガスの品質は変わらない:切り替え後も同じガス導管を通じてガスが届けられるため、品質や安全性は同じ
- 切り替え費用は原則無料:ガスメーターの交換や工事費用は基本的にかからない
- 対象エリアは限られる:都市ガスの供給エリアでないと切り替えできない
ガスの品質や安全性は切り替え前後で一切変わりません。同じガス導管網を使って届けられるため、ガスの成分や圧力に違いはなく、ガスコンロや給湯器もそのまま使い続けられます。
関東エリアのおすすめガス会社
東京ガスエリア(関東地方)で利用できるおすすめのガス会社を紹介します。
エルピオ都市ガス
エルピオ都市ガスは、東京ガスと比較して3.2%〜5.1%安い料金設定が最大の特徴です。もともとLPガスの販売で実績がある会社で、都市ガスの小売りにも参入しました。
基本料金・従量料金のどちらも東京ガスより安いため、使用量に関わらず節約効果が期待できます。二人暮らし以上の世帯では特に節約効果が大きく、年間で数千円の節約が見込めます。
CDエナジーダイレクト
CDエナジーダイレクトは一人暮らし向けのガスプランが充実しています。電気とのセット割を組み合わせると、光熱費全体でさらにお得になります。中部電力と大阪ガスの合弁会社という安定した経営基盤も安心材料です。
レモンガス
レモンガスは東京ガスエリアで利用でき、基本料金・従量料金ともに東京ガスより安い設定です。ガス給湯器やガスコンロなどのガス機器のサポートサービスが充実しているのも特徴で、ガス機器のトラブル時に安心です。

関西エリアのおすすめガス会社
大阪ガスエリア(関西地方)で利用できるおすすめのガス会社を紹介します。
関西電力(関電ガス)
関西電力が提供する「関電ガス」は、大阪ガスからの乗り換えで料金が安くなります。さらに関西電力の電気とセットで契約すると割引が適用され、光熱費全体の節約につながります。
関西エリアでは電気とガスをまとめたい方に特におすすめの選択肢です。大手電力会社が運営しているため、経営の安定性も高く安心です。
エルピオ都市ガス(関西)
エルピオ都市ガスは関西エリアでもサービスを展開しています。大阪ガスと比較して料金が安い設定で、ガス代の節約効果を実感しやすいです。
中部エリアのおすすめガス会社
東邦ガスエリア(中部地方)で利用できるおすすめのガス会社です。
エルピオ都市ガス(中部)
中部エリアでもエルピオ都市ガスが利用可能です。東邦ガスと比べて基本料金・従量料金ともに5.9%安い設定で、使用量に関わらず節約が見込めます。
中部電力ミライズ
中部電力の電気と合わせてガスもセットで契約できます。電気とガスをまとめることで割引が適用され、請求も一本化できて便利です。
ガス会社を選ぶ際の比較ポイント
ガス会社を比較する際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 基本料金と従量料金:現在の会社と比べて両方とも安いか
- 電気とのセット割:同じ会社の電気とセットでさらに割引があるか
- 解約金の有無:いつでも解約金なしで切り替えられるか
- 供給エリア:自分の住所がサービスエリア内か
- キャンペーン:キャッシュバックなどの入会特典があるか
電気とガスをまとめるとセット割でさらにお得になるケースが多いため、電気の切り替えも同時に検討するのがおすすめです。電気とガスのセットプランについては電気・ガスセットプラン比較記事で詳しく紹介しています。

ガス会社の切り替え手順
ガス会社の切り替え手順は、電力会社と同様にとても簡単です。
- 検針票を用意する:お客さま番号とガスの供給地点特定番号を確認
- 新しいガス会社のサイトで申し込む:必要情報を入力(約10分)
- 旧ガス会社への解約は自動:新しい会社が代行してくれる
- 切り替え完了:通常2週間〜1カ月で切り替わる
ガス会社の切り替え手順について詳しくはガス会社の切り替え方法の記事をご覧ください。
ガス会社の切り替えに関する注意点
ガス会社を切り替える際に知っておくべき注意点をまとめます。
- プロパンガスは対象外:ガス自由化の対象は都市ガスのみ。プロパンガスの方は個別にガス会社と交渉が必要
- 集合住宅の一括契約は切り替え不可:マンション全体でガス会社を一括契約している場合は個別に変更できない
- ガス機器の保証をチェック:現在のガス会社が提供している保証サービスが引き継がれるか確認する
- 床暖房専用プランは注意:床暖房割引のある特殊プランから切り替えると割高になるケースがある
特に床暖房を使っている方は、現在の割引プランと切り替え後のプランを慎重に比較してから判断しましょう。ガス会社の選び方についてさらに詳しくはガス会社の選び方記事も参考にしてください。
ガス会社の切り替えに関するよくある質問
Q. ガス会社を切り替えるとガスの品質は変わる?
変わりません。どのガス会社と契約しても同じ導管を通じて同じガスが届きます。安全性にも差はありません。
Q. 都市ガスの自由化はいつから?
2017年4月に都市ガスの小売全面自由化がスタートしました。2026年現在では多くのガス小売事業者が登録されています。
Q. ガス会社の切り替えに工事は必要?
原則不要です。既存のガス管をそのまま使用するため、切り替え中にガスが止まることもありません。
Q. プロパンガスの場合もガス会社を変えられる?
はい、プロパンガスも会社を変更できます。プロパンガスは以前から自由競争の市場で、会社による料金差が大きいため、複数社の見積もりを取って比較することをおすすめします。
Q. 電気とガスはまとめた方がお得?
多くのケースではセット割が適用されるためお得です。東京ガスやCDエナジーダイレクトなら電気代0.5%割引になります。ただし別々の方が安いケースもあるため、両方でシミュレーションしましょう。

ガス代を節約するための基本テクニック
ガス会社の見直しに加えて、日常のガスの使い方を工夫することでさらに節約効果が高まります。
お風呂の入り方を工夫する
追い焚きは新しくお湯を溜めるよりもガス代がかかります。家族が時間を空けずに入浴すれば追い焚きの回数を減らせます。また、シャワーの使用時間を1分短くするだけで年間約2,000円の節約になります。
調理時のガスの使い方
鍋やフライパンの底の水滴を拭いてから火にかけると、余計なガスの消費を防げます。また、中火を基本にすることで効率的に加熱でき、ガスの無駄遣いを抑えられます。蓋を使うだけでも加熱時間を短縮できます。
給湯温度を見直す
給湯器の設定温度を1度下げるだけでガス代の節約につながります。食器洗いなら37〜38度、入浴なら40〜42度が適温の目安です。季節に応じて設定温度をこまめに調整しましょう。
電気とガスのセット割を活用する
電気とガスを同じ会社でまとめると、セット割引が適用されるケースが多いです。東京ガスやCDエナジーダイレクトなら電気代の0.5%が割引になります。請求書も一本化できて家計管理がラクになるメリットもあります。

2017年の都市ガス自由化以降、ガス会社の選択肢も広がっています。2026年現在では多くのガス小売事業者が登録されており、電気とガスのセット割を活用すれば光熱費全体を下げることも可能です。切り替え手続きはWebから簡単にでき、現在のガス会社への解約連絡も不要です。ガスの品質や安全性は変わりません。同じ導管を通じて同じガスが届くため、安心して切り替えが可能です。まずは検針票を用意して、電気とガスのセット割も含めた料金シミュレーションを試してみてください。
まとめ:ガス会社の切り替えで光熱費をさらに節約しよう
ガス会社のおすすめをエリア別にまとめると、以下の通りです。
- 関東(東京ガスエリア):エルピオ都市ガス(料金重視)、CDエナジーダイレクト(一人暮らし)
- 関西(大阪ガスエリア):関電ガス(セット割重視)、エルピオ都市ガス(料金重視)
- 中部(東邦ガスエリア):エルピオ都市ガス(料金重視)、中部電力ミライズ(セット割重視)
電気とガスをセットで切り替えると節約効果が最大化します。まずは検針票でガスの使用量を確認し、各社の料金シミュレーションで比較してみましょう。
ガス会社の比較全般についてはガス会社の比較記事もあわせてチェックしてみてください。


